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「イラク戦争」討論欄

今こそ自衛隊のイラク派兵阻止に全力を2

2003/11/27 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

特別国会で小泉首相は相変わらずのずグウタラ口調で自衛隊の年内派兵を明言した、もう現地情勢などお構いなしで「自衛隊員は国益のために、日米同盟のために死ね」といっているのだ。
かの石原慎太郎以上に自分の発言に責任を持たない小泉に良識を期待するのはもう間違っている、打倒対象でしかないのだ。
年内にしろ年明けにしろ自衛隊のイラク派兵、戦後初めての軍隊としての海外派兵は決定している、人道派遣、復興支援といいながらバズーガ砲や重装甲車で装備し人殺しの為に、殺される為に激戦のイラクに派遣されるのだ。
既に北海道では第一陣としての700人の派遣要員の選考がほぼ終わり、東洋一といわれる東広島の川上弾薬庫での実践訓練が開始された。
朝日新聞には、半年前までは考えられもしなかった、若い自衛隊員と恋人とのイラク派遣を巡っての悲しい別離を切々と書き記した投書が掲載され、インターネットサイトには自衛隊員の戦死時に支給される弔慰金1億円(9000万+1000万)への夫婦間の赤裸々なトラブル・感情的ずれ等が載せられている。
自衛隊員にも私たちにも「軍靴の音」は確実に近づいているのだ。
イラク派兵を許せば次は北朝鮮だ、そして中国侵略が待っている。文字通りの戦前回帰の道が開かれてしまう。
もう「国際貢献、人道支援だからいい」等と言うまい、ただ「イラク派兵阻止」である。
そしてそれが世の中を変える最大の武器ともなる。
この前ラムズフェルドが来日した、ヤツはブッシュやチェイニーと同じくアメリカ巨大産業の僕である、小泉が支出を約束した5500億円の私たちの血税は奴等の懐にしまい込まれるのだ、戦局が、占領が長引けば長引くほど、米軍兵士が死亡しイラクの人々が犠性になればなるほど、その何れにも比例して彼らの懐は「イラクの血に染まったドル」で膨らんでいく。
それはアメリカの傀儡機関、暫定占領当局が決める事業は殆どが奴等の息のかかった関連企業にほぼ独占されている事にも証明されている。
「こんな不正義な侵略戦争に自衛隊員を送るな!」「自衛隊員よイラクの人たちを殺すな、殺されるな!」これが私たちの声である。
赤旗の11月17日号にやっと「自衛隊のイラク派遣反対の署名が始まりました」と載った、しかし余りにもおざなりというしかない中身だった。
選挙直後から党の全力をかけて取り組まれて当たり前の事なのだ、だがその後も京都でのワッペン張り行動がされただけ、共産党が本気でイラク派兵阻止に取り組もうとしているのか、疑わしい限りである。
総選挙の結果で共産党に愛想づかしするか、しないかで迷っている人たちに訴えたい。
今すぐ、何処でも、誰でも、どんな方法でもいい、自衛隊のイラク派兵阻止の行動に取り掛かろう、近くにある自衛隊基地に行って呼びかけよう!
それを誰よりも自衛隊員自身が、その家族が、恋人が、「派兵拒否の決意」を秘めて待ってくれているのだ、そろそろ党への「負んぶや抱っこ」は辞めにして自立した闘いを展開して行こうではないか!