投稿する トップページ ヘルプ
コメントをありがとうございました。
＜対市民無差別テロ＞についての議論は「もうやめませんか」という点、とりあえずわかりました（私は最近は言及されたので反論していただけですが）。すでに論点が出尽くしていると思います。ただし、自衛隊のイラク派遣が強行され、占領軍への民衆の抵抗ゲリラ戦（ブッシュ氏はそれも「テロ」と呼びます）の波及と、世界各地で展開されているイスラム過激派のテロが、日本国民の殺傷に帰結し、国内世論が操作的に利用される危険は今後ますます高まります（すでに大使館員が殺害されたようです）。そして、それだけ「反戦」論の質が問われることにもなりますね。
「イスラム」過激派の内実については、機会があればもっと具体的に議論をしましょう。（たとえば、彼らの中に「ユダヤ人は皆殺しにすべき」的人種主義があったり、ＣＩＡ等や各国権力者に育成されてきた点など）。
それから、主題でないけれどレーニンについての個人的感想を。天邪鬼さんのレーニン引用があったので、日本共産党中央委編集の10巻選集（帯に野坂参三氏の池田大作氏風推薦の辞！）を帰郷した際に引っ張り出したのです。大昔に線を引いて「学習」した代物。時間ができたら（三十年後？）また読んでみたいとも思いますが。
読み方は人それぞれでしょうが、「マルクス、レーニンの学説」というように＜教典＞として読まれる雰囲気が昔はありましたが、それ自体がスターリン主義的ですね。（だいたい当時の理論家でいえばトロツキーやルクセンブルクを切り捨てたドグマ化がスターリン主義者の捏造）
左翼全体主義（スターリン主義）を生み出す（ことに帰結した）淵源は一国一工場論・市場廃止論・プロレタリア独裁論など、レーニンらの共産主義理論・思想の骨格部分にあると思っています。また21世紀の現実への答はそこにはまったく見いだせないでしょう。
レーニンの能力の高さや人格と、その理論・思想の正しさとは直結しないことは言うまでもありません。話がそれてすみませんでした。