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「イラク戦争」討論欄

党員の皆さん今こそ闘いの中心を担おう

2004/1/10 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

昨日、石破防衛庁長官はとうとう陸上自衛隊と航空自衛隊に対し、イラク派遣命令を出した。
国民の過半数の反対意見を無視し、現地情勢を甘く見たそれこそ「シビリアンコントロールの理想」とは裏腹の「悪しき文民の暴走」と言うしかない。 現場自衛官の、そして家族や恋人の、関係者の不安と心配を思うと居た堪れない気がしてならない。
確かにマスコミの取材に対し、自衛官の大半は「任務だだから仕方がない」、「命令には従うしかない」と答えている、そして国民の一部にも「自衛隊はこんな時に備えてあるのだから行くのが当然」と言う声もある。
しかし元防衛庁に勤務し今、新潟新発田市市長を務める小池清彦さんが言うように、自衛隊員はせいぜい「わが国の平和と独立を守ること」「祖国防衛のため」に入隊したのであって、遠く激戦の続くイラクに行かされるなど考えもしなかっただろう。文字通り隊員にとってイラク派兵とは明らかに”国家による契約違反”の何ものでもない。
自衛隊員にはたとえ指名されても拒否できる権利があるし、たとえ派遣先のイラクで脱走しても罪に問われる事などないのだ。
小泉や石破によって、ひとつしかないその尊い命を「犬死」以下で投げ捨て好い訳などこれっぽっちもありはしない。

昨年末、共産党は志位委員長の号令の下、赤紙活動も含め様々の傘下団体の方々が街頭に出て、署名活動や集会を活発化された。
しかし、今年に入ってその動きは殆ど止まってしまっている、上部の号令がなければ動けないなど「組織にとっての死を意味する」といったら過言だろうか?私も過去は民間企業の、それこそ「企業戦士」だった、その中で「指示待ち人間」は一番嫌われたものである。
民間企業と共産党を比較したら怒られるだろうが、今まさに戦後史が覆され、平和が破壊され、この国が戦争する国に作り変えられ様としている時、全ての心ある人々が必死で、懸命に闘いを作っていかなければ、派兵阻止など決して出来ないのである。
党専従の方でもいい、民青の若者は勿論、全労連に加盟される方でも民主商工会加入の商工業者の方でもいい、ともかく情勢は皆が街頭に出る事、地域で訴え活動する事、どんな人たち主催の集会でもいい作れる時間を作り積極的に参加する事等が求められている。
「党派」とか「だれだれは何とかだ」などはもう言うまい、力のない評論家風等は、情勢の切迫に対し屁のツッパリ(ママ)にもならない、もう私たちに時間は残されていないのだ、今これまでの日常が権力者によって「国際貢献」とか「復興支援」とかの甘い言葉でぶち壊されようとしている時、立ち上がれない共産党員ってなんなのだ。それとも沈黙を決める皆さんには何か事をひっくり返すだけの「大秘策」でもあるのか!
今日、少人数ながら二ヶ所で寒風すさぶ中、「イラク派遣反対」の街頭署名を行った。
寒さでズボンに手を突っ込んだままの人が多い中、中学生の女の子グループや小学生また「未成年でもいいのですか」と尋ねながら署名してくれた若い女性もいた。
そして元海軍の将校だったと言うお年よりは「俺は軍隊でいい目したから派遣には反対しない、しかし今行くのは危険だ、可愛そうだよ」といいながら署名した後、最後に「頑張ってくれ」と言って別れた。
今は誰だっていい、行動するしかないのだ、そしてその鍵は「最大動員勢力である共産党にかかっている」といったら言い過ぎだろうか?