共産党を初めとする左翼勢力は、福祉労働者さんや天邪鬼さんの投稿に典型的に見ら
れるように、反自衛隊即ち自衛官敵視政策をとり続けました。
少々旧聞に属しますが、共産色の強い自治体が自衛官の住民登録を拒否したり、自衛
官が成人式に出席するのを妨害したのは有名な話です。
このような経緯に関して私はふたつのことを述べてみたいと思います。
1 共産党は強力な反共組織を自ら育て上げた
自衛官は政治的活動は禁止されていますが、彼らもまた人の子です。
そして、セクト様が指摘したように、大部分があまり裕福でない階層出身のごく普通
の感性をもった人達です。
理解してくれる人には心を許し、嫌がらせをする人には反感を覚えます。
共産党の反戦平和運動と称する自衛隊基地へのデモや抗議等は、自衛官や家族に大き
な陰を落とし、多くの自衛官やその家族を困惑させました。
その自衛隊を、今や国民の90%以上の人が支持していますが、それは自衛官が常識
人であり、地域の人にとって良き隣人であったことに他なりません。
共産党は50有余年かけて強力な反共集団を育て上げたことは強調しておかなければ
ならない事実です。
2 共産党は政権への道を永遠に放棄した
新しい共産党の方針では、当面自衛隊を容認し、敵視政策も改めるようですが、遅き
に失した感があります。
自衛官の心は共産党から完全に離れています。
自衛官がイラクに行くのは昇進目当てか、殺人ゲームを楽しむためだと言われたり、
自衛隊は支配階級の暴力装置で日本人の敵と言われて、平静で居られる自衛官が居る
と思いますか。
今、イラク派遣に際し、自衛隊ネットワーク的な活動で、派遣自衛官や家族のために
呼びかけていますが、50年以上も敵視され続けた組織から手のひらを返すように
「我々はあなた達の味方です、悩みの相談にのります。」といわれて心を許せると思
いますか。
この投稿欄にも暴力革命未だ放棄せずの勇ましい投稿も希に見受けますが、軍の支持
のない革命成就は不可能でしょう。
世間から冷たい目で見られ、寂しい思いをしていた自衛官を決定的に反共集団に追い
込んだのは共産党自身であり、それは同時にごく普通の国民を反共にし、同時に日本
から共産党の政権が出来る可能性を限りなくゼロにしたと私は思います。