ついに自衛隊本隊が北海道からイラクに派兵された。国会では野党が退席し与党のみで自衛隊イラク派兵法が可決された。
だが共産党も含めた野党の反対は茶番劇に過ぎない。民主主義とは多数が少数を抑圧するシステムである。議会制民主主義をのみ標榜する日本共産党はその議席数から言って屁のツッパリにもならない。
真の民主主義は国会の外にある。圧倒的多数の国民は戦争を望んでいない。多数が少数を抑圧しなければならない。ほとんどの国民は憲法を無視して軍隊をイラクに派兵することなんか反対である。
だれもがこの情勢に未来の暗雲を見ている。この国民に依拠し徹底的に信頼し、院外闘争に日本共産党が全重力をかけたならば自衛隊など派兵できなかったのだ。
全党員30万人が国会を包囲するだけでも60年安保闘争に匹敵し、もし全党がそうするならばその周りを100万の労働者人民が取り巻くだろう。
そのことを党中央は百も承知でそうしなかったことは日本人民に対する許せない裏切りである。戦後はじめて日本の軍隊が他国を侵略したのである。海外派兵のハードルをいったん超えることを許した限り、日本帝国主義はその本性を剥き出しにして朝鮮へアジアへと侵略を広げていくのである。その全責任は日本共産党にある!
ああ、なんと苦しいことか。
しかし自衛隊基地に大勢の人が詰めかけ声を限りに抗議している映像を見た。私も行きたかった。もう共産党以外のところで反戦運動が根強く繰り広げられるようになっている。労働者の前衛を日本共産党が放棄しようとも、この反戦運動の中からきっと新たな前衛が生まれてくるに違いない。それは労働者階級が自己の政治目標を実現するために必然的にその階級の中から生まれ育っていくのである。
自衛隊の仲間よ、死んではならない。殺してはならない。イラクで死ぬのは犬死でしかない。この戦争は必ずイラクが勝利する。イラクの人々と交歓会が出来るように、努力せよ。そのためにイラク人民側に立て。銃口を日本帝国主義に向けよ。
小泉よ、貴様の息子をイラクに行かせよ。貴様の息子の骨は靖国神社にいれてやればいい。自衛隊員よ。小泉が正月に靖国神社を参拝したのは君達が殺されるのを見越しているからだ。