天邪鬼さんの投稿はいつも熱いですね。
私は現在家庭の事情で党をはなれております。不本意ながら、それ以来一切の運動から身を引いています。その罪滅ぼしのつもりではありませんが、選挙ではかかさず共産党に投票し続けてまいりました。天邪鬼さんは、文面から察するにもう共産党に投票さえしておられないようですね。(衆院選までは投票しておられたんでしょうか?)大阪知事選投票依頼のお話しは、象徴的です。
>「だから真剣に戦争に反対しない限り日本共産党への支持は断るしかないのだ」
おそらく、天邪鬼さんのいう「真剣に戦争に反対」とは今回の件(自衛隊イラク派遣)でいえば、派遣実力阻止ぐらいのこと、または前回の御投稿によれば「院外闘争に全重力をかけ」「全党員30万人が国会を包囲」するぐらいのことをせねば、支持しない、ということのようですね。
そんなご無理をおっしゃらないで下さい。天邪鬼さんも書いていらっしゃるじゃないですか、
>だがあれから43年の歳月が経ちました。60年安保闘争の遺産を引き継いで大きくなったとしても、老化しました。金属疲労でいかつく見えてもさびてぼろぼろです。今の党員の平均年齢と60年の頃とは比較にならないでしょう。
党の老齢化は隠しようのない現実です。60年代の党は若い党でした。20代、30代の血気盛んな若人が党を支えていたのです。
現在は、選挙の度に公明党(学会員)からは、「あそこの事務所はベレー帽かぶったじいさんばっか」と揶揄されています。
党の集会、デモだって、目立つのはやはり年配の方たちです。たまに30代の人がいると、お!若い。って感じです。20代、10代の若者はほんとに少ない。
日本全国に散らばる、そのような党員を国会に集結させることがいかに難儀なことか。というか、非現実的です。ま、そうまでしなくても、党員、非党員関係なく動員20万人ぐらいなら、準備期間1ヶ月もあれば可能でしょう。(消費税反対集会に参加したことがあるが、確か19万人あつまったと記憶しています。)1回きりのデモンストレーションで終わりでしょうが。
情勢を作り出せといいますが、客観情勢を無視して飛び上がっても、周りはひくだけです。今情勢はなにがなんでも派遣阻止できる条件はありません。自衛隊のイラク派遣は残念ながら合法的に遂行されています。実力阻止は出来ないし、やるべきではありません。
しかし、野党の国会での闘争によって、派遣の前提は崩れ去り、小泉は方便をもって派遣を押し通しました。国論は二分されています。派遣はされましたが、闘いはこれからです。
私も思い返せば、消費税、19万人のシュプレキコールをすぐ目の前のNHKは無視した。天安門事件、湾岸戦争、中国大使館、イラク大使館へのデモ、同時にアメリカ大使館へも(民青のみでワッショイデモ)。PKO国会、連日国会へ、議員面会所へ通った日々。衆院牛歩、オオラス不破同志右手を掲げ記名投票、議員面会所で小さなTVで見たなぁ。採決が終わって、党議員が面会所へ、拍手で迎える、議員はみんな握手ぜめ。小沢議員はあんなに体が小さいのにその手は農民のようにがっちりしてたな。不破氏の挨拶は声が小さくまったく聞こえなかった。私も党にいたときは自分なりに努力していましたが、思い返せば、すべて敗北の歴史です・・特にPKOでの敗北は決定的だったとおもいます。あれを止められなかった事が今に繋がっています。「これ位は大丈夫だろう」大半の国民がそう思っていたのでしょう。しかし、もう、まだ戦闘が完全に終結していない地域へ、国連と無関係に軍隊を派遣する、戦後日本の転回点になる出来事が国会でも世論も、あのPKO国会に及びもつかない淡白さで通り過ぎていく。これでは、集団的自衛権行使も、改憲もさほどの抵抗もなく通って・・・(文字化け)・・・。それでも、私は今、なんらの運動も活動もしていないいま、私に出来ることは、小さい私の周囲にその影響を広げることと、せめてこの一票を、駄目になっていく、衰退していく、としても、共産党に投票する事です。共産党にはまだその価値があるとおもうからです。改憲が日程に上がっている以上、民主党に投票するわけにはいきません。
アメリカでも戦争の大儀を巡って、総括が始まっています。小泉はブッシュと運命を共にするでしょう。参議院選挙は大事な選挙です。イラク派遣後の国政選挙で棄権の選択肢はないはずです。
イラクで日本は冷厳な現実にぶつかるでしょう。遅まきながら、そのとき、国民はやっと目を醒ますのです。そして賢明な国民は気付くはずです、「誰が私達を騙したのか」を。