投稿する トップページ ヘルプ

「イラク戦争」討論欄

スパルタクス様、そろそろ「テロ」の呪縛から解放されませんか!

2004/2/14 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

  いつも若々しい貴方に憧れ、そして尊敬しています。ま時々アレッっと考え込まされてしまう「ジョーク」を飛ばされるともありますが、それも時にはいいのではないかと思っています。
私はホント、自分でも情けないくらいに感性先行派だと思います。だから理論立てることは嫌いで、その為か、偉そうに御託を並べまくるそこいらの弁護士風や評論家気取りには虫唾が走り、何でも同じトーンで物分りがよさそうに喋る、不破さんや志位さんも大嫌いなのです。
でもやはり、なんといっても許せないのは、中身がまるっきりない癖にウソ八百をまるでヒットラー気取りで、何回も何回も国会やテレビの前で喋りまくる小泉純一郎であり、そしてこれまた外見だけで中身ゼロな癖に、戦後史を画する自衛隊のイラク侵略派兵という状況の中にあって、自衛隊員という生身の、血も肉も涙も心も、家族・肉親を持ち、悩みに悩んでいる本当に真っ当な人たちを、まるでプラモデルの人形ように動かし、捻くり回し「死んで来い」と冒涜して平然としている石破という輩です。
そして更に言えば、イラクの人々の命がけの抵抗闘争、レジスタンス、自己解放・民族解放の闘いをテロ・テロリストと賤しめ、つい「テロ・テロ」と口にしてしまう私たち自身でもあります。
よく「暴力の連鎖」、「暴力の連鎖を打ち切れ」「テロ反対」といっている人がいます。
その人たちには、イラク戦争という生々しく多大な犠牲が指し示してくれる現実が見えていないし、見ようとしていないのだと思います。
このイラク戦争での米軍の死者500人に対して、イラクの名もない人々の死はとっくに1万人を遥かに越えている。湾岸戦争とその後の劣化ウラン弾による膨大な被害を含めれば、米軍兵士の死になどに比較すら出来ない数値に上る。パレスチナでも「自爆テロ」を含むユダヤ人の被害と、最新の殺戮兵器で武装するイスラエル軍によるパレスチナの人々の被害は桁違いなのです。
なぜこれらが「暴力の連鎖」であり、拮抗した武装軍団の間の戦闘による犠性であるものか、イラクでもパレスチナでも、米英軍やイスラエル軍は正義であり、ささやかな、だが自分自身の命を含む全てを投げ打って闘い抵抗する事が、人道に劣る「テロ」だと断罪されているのです。
それも、自身もその家族も何の危険もないところに置いている政治家や資本家、そしてそれに随伴して止まないマスメディアによるプロパガンダを、何の検証もなく信じ込み宣伝しているのです。
かつてフランスやイタリアで闘われたレジスタンスが「テロ」だったのでしょうか。
解放の後の韓国で、朝鮮統一選挙要求の為に決起し、反動政府と米軍によって島民の三分の一が犠性となった済州島の人々が「テロリスト」だったのでしょうか。
ベトナム戦争の時、敵の何十倍の犠性を払いながら闘い、そして見事に米軍を打ち破り、輝かしく勝利した南ベトナム解放戦線「ベトコン」の人々の闘いが「テロ」だったのでしょうか、「暴力の連鎖」だったのでしょうか。
ベトナム反戦の時、誰も「テロ反対」とは言わなかったのです。
また、ロシア・プーチンのそれこそ民族抹殺攻撃に対して、自身を弾にして闘う小国チェチェンの人々を、私はテロリストだとは思わない。
そして今、欧米を始めとする帝国主義国のグローバリニズム支配に対し抗議の声を上げ、闘おうとしている人々が「テロリスト集団」なのでしょうか。
圧制と強大な帝国主義軍隊に立ち向かう人々に向って、「ヒューマニズム」等を盾に、「テロ」とか「テロリスト」と決め付け非難し、自己を免責し、自身が問われている事から逃げまわっている人々を、そしてその党派を私は信じないし、信じるに値しないと思っています。
その意味で、スパルタクスさんもご存知の様に、私はあの長壁満子さんの、イラクや北朝鮮問題での必死な懸命な叫びと、何もしないで「ゆで蛙」になって羞じない人々への糾弾は、新鮮だったし私自身への衝撃でもあったのです。
だからスパルタクスさんのような若い人々と、長壁さんの様に物事を見据え発言し行動する人たちを頼もしく、そして心強く思いそこに明日に期待をかけているのです。
勿論私自身、更にフィールドを広め闘い続けるていきますがー。
もう「テロ」という言葉からは卒業してください、同じ言葉で敵と対決するのは無駄な回り道をしなくてはなりません、無駄な労力が必要となり、消耗するだけです。
何せ小泉も石破も、自国を占領されてそこからの解放の為に闘うイラクの人々に「テロの撲滅」と叫んで、自衛隊員に銃を向けさせようとしているのですからー。
そして最後にやっぱり長壁さん、貴方の真骨頂は今のような最大の危機の時に発揮されるのですよ。
今すぐ、堂々の復活を果して下さい。見守っています。