3月3日付けのしんぶん赤旗を見て愕然とした。
3月20日が日比谷ではなくて「芝公園」なんだって、これには私だけではなくさざ
波の皆さんはもとより、党員もその支持者もビックリされただろう。
今年の「3,20」はそれこそウソつきとペテンの小泉に民衆の力を見せつけ、私た
ちが全力で日比谷に10万人以上結集し、行けない人びとが全国各地で闘いぬいて合
計100万人でイラク戦争反対、自衛隊のイラク派兵反対の声を叩きつける日ではな
かったのか!
イギリスではロンドンに100万人を集結する、アメリカでも東部ではニューヨーク
に統一された。韓国でもソウル結集である。
「労働者の団結」今何よりもこの事が大切なのだ、今の階級情勢下では団結するか、
それとも各個撃破されるかそのいずれかである。
昨年の3,8、私は日比谷で世界にも負けない闘いの萌芽を感じ取った、だが3,2
0その夢は無残にも破られた、日比谷と芝公園の分裂集会、「組合旗は入れない」、
「団体旗も排除する」そのセクト的な、希望と夢と団結を忘れた対応に、思わず涙を
飲んだ。
その後この国のイラク反戦の闘いは、世界に遅れをとる事はあっても拡大する事はな
かった。
今年の「3,20日比谷」はその反省にもとづいた大団結の試みだった、だから東京
10万全国100万の方針にみんな納得し、「3,20日比谷へ」を合い言葉に闘い
に向けて突っ走りだした。
そこにこの冷や水である、思わず共産党って何だ、やっぱり選挙第一の、スターリニ
ストなのかと考えてしまう。
この間、共産党は選挙の度に市民に微笑みを投げかけてきた、「市民と共に闘います」
、「市民に学びます」等と党勢挽回の手段と言え、それなりに変化を感じていた。
しかしこの3,20と言う一番の結節点に、端無くもその正体が露になったのだ。
正直言おう、何処の行動でもどの集会でも、「市民」は貴方方の横暴さにしっかり我
慢してきた、何もしないでいる共産党の議員が何かと言えばしゃしり出て偉そうに振
る舞い、選挙宣伝することをー、それがいかに市民を愚弄し傷つけているか、まだ貴
方たちには解らないのだ。
確かに芝公園も東京ではある、しかし日比谷5万、芝3万ではインパクトが違う、小
泉戦争内閣に叩きつける力が違う、団結のパワーが違ってくるのだ。なぜこんな単純
な事がわからないのだ!
昨年の事だ、思い出しても悔しい、6月6日有事3法が衆議院で強行可決された日、
国会前では朝から沢山の市民団体が座り込み声を張り上げていた、しかし如何せん人
数が少ない。
昼過ぎ「ただ今強行採決されました、悔しいです!」という傍聴の人からの伝令の叫
びが私たちに聞こえた。
それから少し経った後、沢山の旗を持つ人々が反対側の歩道を歩いてきた、そして何
もないように、ただ通り過ぎた、全国動員された共産党系の人々だった、悔しかった。
「もしこの人々が国会に向けて一緒に声を張り上げてくれていたら、少しは情勢を変
える事が出来たのに」と思った。
「3,20日比谷」は闘いのシンボルなんです、赤旗がおためごかしに「陸海空20
労組は日比谷小公園で、エールを送ります」ふざけるんじゃあない、団結を破壊して
おいて何がエールなものか!
私たちの闘いは「日比谷野音」なんてものじゃあない、皇居も含む日比谷一帯が舞台
なのです、そこでみんなが精一杯声を上げなければ小泉には、イラクの人々には、そ
して全世界の人々には届かないのです。
方針を直ちに変更してください、日比谷でも共産党が頑張れば、誰だって貴方たちの
登場を阻止など出来ないし、私たちがやらせない。
闘いの現場なんてそんなものです、何でその場から逃げるのか、悔しいと思いません
か?さざ波通信の皆さん!