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「イラク戦争」討論欄

スペイン総選挙野党が勝利ー反戦意識、テロ機に噴出

2004/3/15 長壁満子、40代、金融

 16日朝日新聞夕刊によると、上記タイトルで、「今回のマドリードでおきた列車爆破テロでイスラム過激派の犯行説が浮上し、世論がイラク戦争で対米協力を貫いた国民党政権への批判に傾いた形だ」とつたえる。
 前日の「しんぶん赤旗」のテロ非難合唱隊写真が、いかに一面的であったかを認識することになった。
 どうであれ、テロの規模の大小でなく、実行主体がどうであれ、テロの犠牲は、政府の外交戦略のつけである。あれほど、「アルカイだの牽制文」を耳にしながら、イラクに派兵する国の自業自得ともいえる今回の惨事である。イラク戦争に加担したアスナール首相に、スペイン民衆は、冷厳に「イラクは兵NO!」をつきつけたのである。
 今回もアルカイダだの、イスラム過激派だの、米軍だのの関与がとりざたされているが、要は、ひとつ、なぜ、「テロという行為」で異議申し立てがなされるのかということである。あるいは、テロという憎むべき怨念の塊が跋扈するのかということである。このテロの根源がなければ、アルカイダの援軍もイスラム過激派のメッセージも、また、米軍の操縦もないわけである。
 日本の軍国がえるも、そろそろ、ほんとうに、目をさましてほしいものである。せめて、日本国民は、一人一人が、スペイン民衆の爪の垢でも煎じてのもう。