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「イラク戦争」討論欄

ハマス創始者・ヤシン氏の死を悼む・・・一本のつまようじと良質なジャーナリズムの視点

2004/3/23 長壁満子、40代、金融

大樹の陰さん、一本のつまようじの視点、感銘いたしました。すばらしく、深い反 戦の視点です。
 ハマス創始者・ヤシン氏が狂人シャロンによって殺されました。いまになって、朝 日新聞はヤシン氏の人となりを、たたえる報道をしていますが、「何を今更」です。
 同時に、同じようなイスラムの精神的シンボルであるビンラディンを、姑息に一線 をひきます。先日の赤旗報道と同じ(過激派?反戦家を排除)です。
 だいたい、今の戦争は、パレスチナ紛争(紛争なんてものでなく戦争状態ですが) は、イスラエルが侵略してきたのが始まりです。今日まで、その侵略に加担するアメ リカを国際世論が断罪できずにきたことが、戦争の根源です。
 いったい、今日まで、何百人、何千、何万人のパレスチナ民衆が、ハマス幹部が、 レジスタンスの自爆でなくなっていったことでしょうか。イスラエルのテロ国家の餌 食になったことでしょうか。もっとも、脅威的な野蛮な国とさらなる最大のテロ国家 が結託し、誇り高いパレスチナ人への蛮行に加担する。
 とうとう、忍耐強い車椅子のハマス創始者まで、上からの空爆で虐殺。はっきりと、 世界戦争は渦中に入りました。
 まだ、戦争でないと思う方は、ゆで釜で茹で上がってくだっさい。ヤシン氏の死を 悼むほどには、関心がありません。
 今、阿修羅では、この件で熱い熱い議論表明が交換されています。繰り返します。
 世界戦争は渦中です。たまたま、日本が今のところ戦場地なっていないだけで、イ ラクで日本軍が、米英軍の援軍となって、あるいは傭兵となって、現地入りしていま す。米英軍の現地報道は、赤旗でも、ぼちぼち、かきはじめています。捕らえたイラ ク民衆の頭に小便をかけるとかイラク女性をレイプとか、もはや、狂気が跋扈してい る状態です。いえ、戦争とはこういうものですね。昔、日本軍のやったことを検証す ればおのずと理解できます。こうした狂気の中に日本の自衛隊が、日の丸に送られて 現地入りしたのです。人道支援なんて、みせかけ。蛮行の隠れ蓑であることぐらい、 いくらゆで蛙でも、そろそろ理解してくださいね。
 それとも、大歩さんは、まだ、現実がみえない、見ようとしないで、妄想壁のなか から、ちろちろ、さざ波をうかがっているのでしょうか。
 私は、ことあるごとに、日本メディアの欺瞞とゆで蛙性を糾弾してきましたが、先 日の日比谷の反戦デモは、さすがに、ど根性のある、まだまだ、捨てたものではない 日本人魂を、感じることができました。私たちは、一人一人が、確たる信念と平和へ の希求を曇らすことなく、権力監視、メディア監視をしていかねばなりません。共産 党も頼る存在でなく、私達がリードしてあげる立場です。前衛は私達個人個人がその 任務を負っているとおもいます。今ある組織、いまある日本の中の政治結社は、ひと つとして、羅針盤にもモデルにもなりません。そんなことをここ3年間の検証で、実 感いたしました。
 話はそれますが、私の故郷、小都市で、3月20日の反戦デーに、近くの共産党地 区委員会では何の反戦メッセージもありませんでした。新聞日曜版にチラシさえ入っ ていないのです。この程度です。ここに、私は反戦デーの呼びかけ葉書をだしました が、返事すらきません。
 代わりに、各地で知った反戦仲間からは、それぞれ、応答があります。いかに、共 産党の構造に矛盾があるかということです。
 一方、またまた、戦争の真実を報道するジャーナリストを米軍側が殺害しだしまし た。これで、国民をますますもってゆでがえる状態にさせる魂胆でしょうが、日比谷 での闘魂を思えば、もはや無理というものです。阿修羅に投稿したものを、参考まで に掲載します。

良質 なジャーナリズムが粛々と消されていくことの恐怖
投稿者 長壁満子 日時 2004 年 3 月 22 日 12:21:51:ogX2fk4/l2p62