ヤシン氏がシャロンに殺されてわたしの目はイラクからパレスチナに今焦点をあわせています。またイスラエルについても過去に得た知識を頭の中で動員しています。イスラエル建国の背景にあるドイツナチスによるユダヤ人虐殺。そして「栄光への脱出」と言う一冊の本。
また第一次大戦後のサイクス・ピコ秘密条約。そのあたりから中東戦争へと跳び、イギリスとフランスが背景に消えてアメリカ帝国主義の中東に打たれた楔としてのイスラエルが浮上します。イスラエルの領土拡張によって国を失ったパレスチナ人。ガサという飛島のようなふしぎな自治区。小さな自治区ににひしめくパレスチナ人。
彼らの土地を奪おうとするユダヤ人。「インティファーダ」イスラエルの戦車に石を投げる子供たち。ガサに戦車で入り込み住民を虐殺するイスラエル軍。空にはイスラエルの軍用ヘリがいつも飛び回っているのだろうか。パレスチナ人の自爆テロによる抵抗。ガサの周りにイスラエルがめぐらした鉄板の塀。
一体この狭い自治区にパレスチナの人民は何によって収入を得、どのような生活をしているのだろうか。
アラファットはどれほどの人民の信頼を得ているのだろうか。周辺のアラブの諸国家はイスラエルに対してどのような態度をとっているのだろうか。それらの国々の人民がどのように考えているのであろうか。
イスラエルという国の排他性、領土拡張主義を持ち、アメリカ帝国主義の中東における砦として暴虐の限りを尽くすイスラエルは滅ぼさねばならないのだろうか。
そうすればユダヤ人が再び放浪の民となりアウシュビッツが待っていることにならないだろうか。
このエルサレムを中心とする地帯でユダヤ人、アラブ人が共存する道はないのであろうか。この中東、中近東での国家というものがどのようにして成立し、それよりも国家でなくてはならない理由はあるのだろうか。このイスラム圏の諸国家というものが帝国主義の領土分割の結果人工的に形成されたように考えるが、これらの国家そのものが消滅すべきではないだろうか。
ヤシン氏に対する殺害はすべてのムスリムの怒りを呼び、さらにハマスの幹部をすべて殺害するというイスラエル政府に対して、全ムスリムが立ち上がるならば世界戦争の導火線となり朝鮮戦争がおこれば第3次世界戦争の業火の中に世界が焼き尽くされる。それほどの意味をアフガン戦争から始まって、イラク戦争、パレスチナとイスラエルの対立がはらんでいるように思います。
しかし私の頭は混乱しています。それは本当のところこのパレスチナについての整然とした考えをもつには断片的な情報による知識の積み上げしかないためかもしれません。私だけでなく多くの日本人もそうだと思います。貴兄は非常にそれらの知識が豊富だと思いますので教えていただきたいのと、必要な本など1.2冊を教えていただければ幸いです。(hp消えちゃったので工事中です。)
戦いながら学び、学びながら戦う。それが私のやり方です。
よろしくお願いします。