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「イラク戦争」討論欄

よろこべ!赤旗が変わったぞ?

2004/4/2 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

3月31日、イラク・バクダッド西方のファルージャで発生した連合国暫定当局(CPA)に雇われていた民間の外国人4名が、襲撃を受け殺害され、イラクの群集によって遺体を切断さ、橋につるされた事件はアメリカで93年のソマリア事件以上にセンセーショナルに報道されていると言う。
彼らはCPAによって治安対策や警備の為に雇われたプロの戦争要員であり、的確に把握され、標的になったのだ。
民間人といえそれこそアメリカが進めている「戦争の民営化」の一つである。
ソマリアでは事件の後、アメリカ国民の間に広がったえん戦ムードに堪えられなくなり、米軍はすごすご撤退した。
イラク現地では米軍兵士の他に、業務移管した民間の外国人、また当局に協力するイラク人等の儀性者が急増しており、かつスペインに続きニュージーランドも撤退を表明するなど、撤退を決める国が続いており、またぞろ金儲けの為に開催しようとした「イラク国際見本市」も中止に追い込まれた。 今回の事件でもアメリカは「決して手を引かない」と表明しているが「流れが変わる」要素も僅かと言え出てきた様に思う。
しかし、今回の事件の報道について私が見た限り、しんぶん赤旗が一番的確に、そして客観的に報道している様に思う。
朝日や共同、時事より的確なのだ。
この前のに3月20日、私は日比谷公園に行ったから芝公園での志位発言は聞いていない、しかしインターネットでのボイスコールで聞くと、志位さん相変わらず「テロと暴力」を連発し、伝聞発言といえ「イラク戦争はテロリストに理想の戦場を提供した」などとまで喋っている、あの転向分子、「西部邁先生」ですら「アメリカ軍が侵略した以上、抵抗するのはレジスタンスですよ」、「米軍の攻撃こそテロですよ」と言い切っているのに、未だ「テロ」「暴力」と仰る志位さんは、なんと時勢遅れの政党指導者だとしか思えないのだ。
これはイラクの闘う人々への帝国主義本国からの侮蔑以外何ものでもない。
勿論、最後の方で「イラクの抵抗する人たちの闘いもある」と責任回避の発言をつけ加えはしたのだがー。
しかし今日の赤旗のニュースは志位さんとは違い、「テロ」や「暴力」「無差別テロ」など全く書いていない。
米軍ではない民間人が4人も殺されたのだぞ、それも無残な形でー、今までだったら即「テロ」、「無差別テロ」での非難のオンパレードの筈である。
志位さん、この2週間でサッサと見事に宗旨替えされたのか?
それともこの「さざ波の声」が志位さんを揺り動かし、変更させたのか?
いや「記事が間違ってました」とばかり訂正でもあるのだろうか?
テロ・暴力と抵抗・レジスタンスは同じ事象の表現でも、天と地の差がある。
イラク戦争の捉え方が根本的に変わってしまう、「肯定」と「否定」なのだからー。
この変化は、あの締まらない綱領変更などよりうんと違う大激変なのである。
我が小泉純一郎総理大臣だって「テロとの闘いのため」にブッシュを支持し、自衛隊をイラクに送り込んだ。
占領に反対するレジスタンスや抵抗を、封じ込め粉砕する為とは彼らでも言えないのだ。
この赤旗のニュースが「エイプリルフィール」でないことを祈りたい。
2通の異なる記事をただ単に配信された通り、何のチェックもせず紙面に載せたのではないかという気はするのだがー。
明日以降、志位さんがどうでるか、赤旗が変わるのか、変わらないのかが楽しみである。
これが本物なら、長壁さんはゆっくり残りの花見が出来るし、志位さん以上に頑固な我が無差別テロ主張派の人たちはそれこそ、党本部に殴りこむか、より一層ニヒルに生きるしかなくなって来る。
新聞はよく読むものである。