3.20が終わってからずっと考えてたことがある。
それはあの大きな統一集会が成功したか失敗したかだ。
結論から言って私は失敗だったと思う。
雨、分裂集会、その他様々な原因があったと思う。
しかし一番の原因はイラク戦争やイラクへの自衛隊派遣が
何が問題であるか、国民が認識しておらず、報道機関が
その役目をはたしていない。
一番の問題は民主党の管さんが盛んに言っているように
戦乱の地に軍隊としての資格も与えられていない自衛隊が
行っても殺されに行くようなもの。
今のイラクにどれだけ軍隊を派遣してもテロの攻撃は
止むことは無いだろう。
失業率7割ものサマーワで一番必要な支援は経済の復興で
一時的に文房具やサッカーボールをあげても、それが生活のため
闇市に売ってしまうのが時間の問題だ。
集会やデモは不要とは言わない。
機会があればどんどんやるべきだし、参加すべきだ。
しかし3.20が50万人集まったとしても自衛隊は呼び戻せない。
今のイラクの現状や日本のテロ対策などの現状を講演会や
集会などで我々反戦活動家が訴えていくことが重要であると思う。
幕末史において尊王攘夷運動は異国を排除し天皇中心の
体制を築こうとしてそれこそ今のテロのような行為を繰り返した。
しかし坂本龍馬や早くから開国を主張し自分が立ち上げた
亀山社中で薩摩、長州を結びつけたことは有名である。
反戦運動にも転換期が必要だ。