昨日は天邪鬼さまから反論があり、若干感情に委せて書いた気がしますので、自衛隊の蛮行についての長壁さまとのやりとりを再考してみました。
私は明白なことの思っていましたが、当事者だけでなく、複数の第三者がそのように思うということは私の理解不足かもしれない。
で、何回も引用しますが、当該議論に関する長壁投稿(敬称略、以下同)は以下のとおりです。
>こうした狂気の中に日本の自衛隊が、日の丸に送られて現地入りしたのです。人道支援なんて、みせかけ。蛮行の隠れ蓑であることぐらい、いくらゆで蛙でも、そろそろ理解してくださいね。
この中で長壁さまが何を大歩危に理解して下さいと言っているかと言うことが、議論の対象です。
ゆで蛙は風呂に入りながら考えてみました。
当初、私は「自衛隊がイラクに行った目的は、イラクの人道復興支援はみせかけであり、本音は蛮行を行う為である。」ことを理解せよと仰有っていると解釈しました。
しかしながら、私は自衛隊イラク派遣の目的は蛮行とは思っていませんので、その根拠なり事実を示して戴くよう求めました。
根拠が示せないのなら、そのようなことを無責任に言うべきではないということも、併せて申し上げました。
これに対する長壁さまのお答えは、以下のとおり4/7と4/12にありました。
>もう一度、繰り返します。あなたは、いったい、赤旗・朝日新聞、世界、週刊金曜日を読んでいますか。過去、読んだことはありますか。私は、あなたは、これらの情報はとんと、縁がないのだろうと思います。「自衛隊が人道支援にいっている」などと、国策情報をまるごと垂れ流すあなたは、ほんとうに、恥さらし者ですよ。(4/7)
>現在、自衛隊がイラクで蛮行をしているなどと、誰も言ってはおりません。蛮行を重ねている米英軍と占領戦争に加担する自衛隊の実態をいったのです。(4/12)
4/7のご投稿では、赤旗、世界、週刊金曜日のどれかに自衛隊が人道支援でなく蛮行を目的としているというようなことを書いてあると想像しましたが、私はこれらを読んでいませんのでよく分かりませんでした。
朝日新聞にはそのようなことは書かれてないと思います。
4/12のご投稿では、自衛隊が蛮行をしているとは言っておらず、(中略)自衛隊の実体言ったのですというふうになっていました。
自衛隊の実体がイラクの人道復興支援でなくて蛮行というのも、かなり普通でない解釈に感じますがそれは置いておきます。
この議論は最初に述べましたが、やはり3/23長壁投稿において大歩危に「何を」理解せよと言ったのかに尽きると思います。
長壁さまのその後の言葉から意訳すると、自衛隊イラク派遣の目的は、(米英軍と自衛隊をセットにして考え)米英軍の蛮行をカモクラージュすること、即ち米英軍が大いに悪いことをしているのを欺騙するために、自衛隊は一寸だけ良いことをしてみせるためであるの存在であることを理解せよと述べているような気がしてきました。
そのような解釈が正しいとしたら、3/23長壁投稿は随分おかしな表現ですし、自衛隊が欺騙を行っている根拠又は事実を示して戴く必要があろうかと思います。
また、3名の人質事件では、大歩危は日本人でさえもない、あるいは、大歩危が間接責任者と思うとまで言われましたが、これもどのように理解したらいいか途方に暮れました。
大歩危の言った「3名の人質が心配」は心がこもってなくて、また私が小泉首相や石原都知事を支持しているようなので、イラク武装勢力の心証を害し、拉致事件の間接的な責任者と言うことなのでしょうか。
長壁さまは「全体のトーンから、その言っている意味をくみ取って欲しい。」というスタンスですが、ゆで蛙が風呂に入りながら考えても、なかなかそこまでの深読みは出来ません。
これに関しイラク戦争で一つだけ付言しますと、大義がないと言われながらも米国がイラクのフセイン独裁政権を崩壊させたことは、イラクの民衆からも評価されています。
このことは、金正日政権を擁護しているように思われる長壁さまも承知しておいた方がいいことかと思います。
貴女ぐらいの感覚で深読みすると、そのことを充分承知し、危機感を募らせているからこそ、米国のイラクに関する作戦をなんとか失敗させたいと躍起になっている感じさえします。
米国もイラク統治に手を焼き国連に丸投げして、6月からはイラク人による統治が始まるようです。
第2のフセインが出ないことを期待しましょう。