北野さんが早々と「アメリカ帝国主義敗北」と軍配を上げて頂いたので武者震いするくらい嬉しいのですが、実際イラク現地ではそれこそ反占領、民族解放の闘いが大いに前進しているようです。
高遠さん達3人が人質になった時、元イラク大使館員(対外工作員ですよ、スパイ!)の中東研究者とかはNHKなどで、盛んにゲリラがスニーカーは履いているのはおかしい、武器も変だ(寄せ集めの武器で戦うからゲリラなんだけどーさ)、西暦使っているとか、何にか訳の分からないこと得意げに喋っていましたが、化けの皮が剥がれた今、彼は今後どうするのでしょうね、弁解誰も聞かないよ。
彼みたいな紳士ぶった連中こそ、「自己責任」でイラクに行って現場を良く見てくるべきなんですね。
あいつの頭の中より、イラクはずっと進歩し近代化は進んでいる、だから今回だってアルクベイシ師ほか現地の人々の対応が早かった、アルジャジージヤへの伝達方法だって相当の技術がなければ出来ない、情報が正確だった。
あんな連中、小泉とただ酒飲んで恭順を示したエセ・ジャーナリストと同じで日本にはもういらない、いっそ駐イラク米大使館にでも雇われたらいい。
イラクの人々を舐めるなと言いたい。
権力に迎合するだけの御用評論家や御用ジャーナリストは、もう何も喋るな、沢山だと言いましょう。
北野さんも書いていますがイラクでは、マスメディアが言うサドル師などシーア派の過激派やフセイン残党分子、バース党残存勢力が闘っているのではなく、シーア派とスンニ派の共闘体制が整い始め、そしてバクダッドやバスラなど大都市には労働組合がドンドン結成され、彼らがあの様々な大規模な集会やデモの中心を担っている。
イ・イ戦争、湾岸戦争そして、その後の長い国連による経済制裁により、イラクの経済、特に農村部、農業の疲弊はひどく、日本での戦後直後か、高度成長期のように人口の都市集中が進み、アラブ諸国ではまれに見る労働者層が形成された。
そこに今回のアメリカの侵略、これによって残されていた都市の工場も破壊されてしまった、だからどこでも失業率60%や70%でしょう。
そこに「復興支援」と称してブッシュやチェイニーの息の掛かったアメリカの企業や自衛隊等軍隊が送り込まれ、彼らの仕事を横取りしまった。
彼らが怒るのは当たり前、そこいらにある武器を持って決起するのも極当たり前なのである。
そしてその不満渦巻く中に、アメリカの礼儀知らずの若い兵隊どもが彼らの(宗教的)尊厳をぶち壊すような振る舞いと、やたら勝手に鉄砲をぶちぱなし、ミサイルを撃ち込むから今の泥沼化を招いてしまった。
ファルージァでアメリカが育てた?イラク軍が戦闘を拒否するのは当たり前である、同じ民族が同胞に銃を向ける筈がないし、日本の自衛隊と同じで職がないから止む無く兵隊になった彼らに仲間を撃てる訳がないのだ。
イラクの安定なんてもうアメリカが完全に手を引くしかない。
有志同盟が崩壊してみんな勝手に兵力を引き揚げるしかなくなって来た。
今イラクにいる米軍は、丁度アフガンで国際的非難を浴び、そしてゲリラに対抗出来なくなり、惨めに撤退したソ連軍によく似ている。
確かにブッシュには政治生命かかっているから、そう簡単には手を引かないだろうが現状を長引かせば、アメリカはベトナム戦争敗北以上のダメージを受けるだろう。
アフガンから撤退したソ連の崩壊は早かったし惨めだった。
パウエルなんかもっと辛辣に真実をブッシュに言うべきなのだ「あんたこのままだともう終わりだよ」って。
さてそのブッシュに引導を渡すのは誰か、民主党のケリーなんて役不足、しかしアメリカにも近年闘う労働組合は徐序ながら育っている、「発言する軍人家族の会」なんて全国で3000家族もあるそうだ、この前ブッシュの2万人増派演説の後、彼らは直ぐ絶対反対の集会を開いている。
アメリカの社会そのものがあの9.11当時と違い大いに変化しているのだ。
アホな(ママ)小泉や福田のボンなどに騙されずしっかり闘いを構築して行こう,革命的情勢の到来は今直ぐそこに来ているかも知れないのだからー。
しかしなにか少々、北野さんに踊らされてしまったみたい。
でもこれら情勢分析はそう間違ってはいない気がしてきている。
北野さん!今度の連休イラクに突撃しない?この5月小泉や川口に逆らってイラクに行く連中相当いるそうだよ、一緒にそのまま行っちゃえばー、カンパするで、すくないけどー。