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「イラク戦争」討論欄

左京さまへ、もう流れは止まらない

2004/4/6 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

 イラク中部ナジャフでのシーア派民衆の大デモ、スペイン軍との激突に続き、今度は バクダッドでのシーア派指導者サドル師支持の2万人も及ぶ大集会とデモが行なわれ、 米兵とイラク人民兵との激突によって米兵7人が死亡すると言う大事件が発生した。
 イラク人の死者も2人と報道されている。
 炎上する米軍車両の前で銃を手に勝ち誇ったように気勢を上げるシーア派民兵の姿に、 ブッシュ米大統領は、この前の民間アメリカ人4人の殺害事件以上にショックを受け、 顔面蒼白となって頭を抱えているに違いない。
 しかし、この流れはもはや誰に止められない、米英そして自衛隊など占領軍に対する イラクの人々の激しい怒り、米占領統治への憎しみはバスラなど南部にも飛び火し、 行政府を占拠するまでにもなっている。
 この戦いはイラク全土を覆い尽くし、やがてパレスチナを含む中東・アラブ全域へ拡 大して行くと言っていいだろう。
 とうとうアメリカ・ブッシュの不正義の帝国主義侵略戦争は、あのソマリアの悪夢ど ころか、かつてのベトナム戦争以上の泥沼化に足を踏み込まされたのだ。
 4月9日のバクダッド陥落一周年を前に、イラクの人々の様々な闘いはますます燃え 盛り、占領軍を追い詰めていく。
 しかもアメリカもイギリスも、ソマリアのように簡単に撤退することは出来ない、余 りにも深々と泥沼にのめりこんでいるからだ。
 幸い頼りにならず役にも立たない自衛隊なら、まだ撤退の可能性は残されているがー。 この高揚したイラクの人々の前に、自衛隊によるこれまでの様なアリバイ的な誤魔化 しの復興支援、人道支援等が通用する筈がないのも事実である。
 このままだといずれ米兵やスペイン兵、エクアドル兵と同じ運命が、我が派遣された 自衛隊員にも降りかかってくることは避けられない。
 そしてその全ての責任は、紛れもなく自衛隊を侵略軍としてイラクに送り込んだ小泉 純一郎にあるのであり、その副官石破やスポークスマン福田、川口にあることを確認 しておこう。
 しかしだが同時に、このイラクの人々の自らの解放をかけた熾烈な闘いの進展に対し、 私たち侵略軍を送り出した側の帝国主義国の労働者人民が、この闘いを座視したり目 をそむけ、テロ等と非難する事が許されるだろうか?
 私たちには今こそ、小泉政権打倒、帝国主義打倒の闘いを構築する事が求められてい る。
 私たちがこれら闘いを放棄することは、身を賭して闘うイラクの人々に対しての、大 いなる裏切り行為であり敵対行為なのだ。
 既に私たちはイラクへ侵略軍として自衛隊を送り出してしまっている、私たちはイラ クの人々に対し銃口を既に向けているのである。
 そしてもっと直接的に言えば、今私たちには、この自衛隊の即時撤退を求める闘いの ほかに、小泉反動内閣が今国会で成立させようとしている、国民保護法案など有事完 成7法案、北朝鮮侵略に向けてのACSA(日米物品役務相互提供協定)改訂案など、 戦争遂行法案の成立阻止の闘いが求められ、その後には教育基本法の改悪阻止、改憲 絶対反対の闘いが控えているのである。
 折角の3・20全世界統一行動の高揚と団結を活かさずして、これらの闘いを構築で きる訳がないのだ。
 3・20は決して参議院選挙のための、党利党略のためにあったのでは絶対にないと 言い切っていい。
 小泉純一郎によって、いつの間にか「戦時下」に引きずりこまれた私たちにとって、 「選挙の後だ」などとこれまでのような安逸をむさぼる権利や時間がある訳がないの だ。

 帝国主義占領軍によって日々命の危険に曝され、生活を脅かされているイラクの人た ちに対し、私たちは余りにも安穏な毎日を送ってはいないのか?
 既に有事完成法によって自らが危険に曝され、一番に役務提供を強要される陸・海・ 空・港湾20労組は、4月9日と5月21日に「守ろう!平和といのち」の連続の闘 いを呼びかけている。
 3月20日、日比谷で芝公園で、大阪や全国各地で闘った人々に呼びかけて20労組 の必死の呼びかけを、我が物として共に参加しようではありませんか!
 ぼやーっと春の霞に浮かれている時間なんて、私たちにはないんですよ!
 こんな事、党中央や地区上部の指示や、赤旗をみるまでもなくもう判りきっているこ とではありませんか!
 今こそ私たちは”見ざる・聞かざる・言わざる”でも、このサイトでは特に”ゆで蛙” である事から抜け出して、世の中を見渡し行動する事が求められているのです。
 もう「指示待ち人間」なんかやめちゃいましょう!
 折角「さざ波」にアクセスし投稿した訳だからー。
 そんなことしていたら本当に、「アルカイダ」かどこか知らないけど、とんでもない 「テロ攻撃」の被害を受けてしまうかもしれませんよ、スペインの人々のように私た ちには闘う事が求められているのです。