長壁さんは、国益追求者氏の批判の中核をまるっきり理解していません。
国益氏は「イスラエルの罪なき子供を殺戮するヤシンは、シャロンと同様に許されな
い」と主張しています。
私は、そもそも『罪なき』という前提が間違いであるが故に、被抑圧者の抵抗組織と
してのハマスがイスラエルの子供の殺戮を行う事を正当と考えます。
長壁さんは、米国及びイスラエル(そして軍国主義日本)がいかに巨悪であるかを精
一杯論じていますが、これは私に言わせれば争点ずらしに他なりません。
イスラエルの子供は殺されて当然なのか否か。これをはっきり答えるべきです。
もし、パレスチナの子供を殺戮し続けるイスラエルの悪を断罪すると同時にイスラエ
ルの『罪なき』子供を殺戮するのは正当だと答えるなら、イスラエルの国益を追求す
る者でなくても、ダブルスタンダードであると言わざるを得ないでしょう。
私は、断固としてパレスチナの大義を支持します。
パレスチナの大義。それは侵略者を1人残らず追い出す事。
侵略者は1人として罪を逃れる事はできません。