ここのテーマと少し離れてしまうかもしれませんが聞いてください。
イラクで拘束された3人およびその家族のバッシングが本当にひどい。 何故なんでしょう?
彼らは退避勧告を無視して、イラクに行ったことがだいぶ問題になってますが、今イラクには自衛隊を除いても70人もの日本人がいるそうです。
たまたま拘束された3人は非難されて拘束されなかった人間は非難されないのでしょうか?
またイラクは確かに無法地帯。しかしこれはイラクだから拘束されたんでしょうか?
イラク国内がイラク国民によって統治されない限りテロや誘拐のような事件はまだ起きるのではないでしょうか?
そしてその矛先は何もイラク国内とは限りません。
スペインの列車爆発事件の例もあるとおり世界中で起きるのではないでしょうか?
もちろん日本国内もその1つだと思います。
さて彼ら3人は自衛隊の活動の邪魔者扱いのようにいう人もいるようですが、私は自衛隊が彼らの邪魔をしてるように思えてほかならないのです。
高遠さんはイラク戦争終了後すぐにイラクに渡り親の無いストリートチルドレンを面倒みてきた、いわば子供達の母親です。
そして今井さんも郡山さんもイラクの現状、特に今井さんはイラクにアメリカ軍が落とした劣化ウラン弾の実情を見ようとしていました。
一説にはアメリカ軍だけで30万とも60万ともいわれる劣化ウランの被害者がいるのです。
実際に落とされたイラクではもっとたくさんの被害者、この場合被爆者と呼ぶべきでしょうか?
その実情を見るためにイラクに渡ったと聞きます。
そんな彼らがなぜ3馬鹿トリオとか自作自演だとか言われなければならないのでしょうか?
彼らだけでなく政情不安な地に赴くものは命を捨てるくらいの覚悟はあったと思います。
仕事でも生きがいでも命がけでやれることは素晴らしい。
ましてや高遠さんは自分の子供のようなイラクの子供に会いに行くのに多少の政情不安(たぶん拘束される前の心情の憶測ですが)くらいでヨルダンから日本に引き返すようなことはしなかったのではないでしょうか?
ましてや拘束された今3人が助けてだとか死にたくないという声を聞いた人やメールを受け取ったいるのでしょうか?
確かに彼らの家族は盛んに言ってます。
「助けてください。自衛隊を一時的でもいいから撤退させてください」。
私自身は自衛隊撤退論者ですがもし私が家族の立場だったら、とにかく何でもいいから助けてほしいという気持ちになって自分でも考えのつかない事を喋るかもしれません。
家族の気持ちってそうゆうものじゃないですか?
また今の家族にとって実は自衛隊がイラクから引こうが引くまいがどうでもいいのかもしれません。
無事に帰ってきてくれればほかの事なんてどうでもいいのかもしれません。
今の家族の気持ちってそうゆうもんじゃありませんか?
それを政治利用してるとか自作自演で日本の政府を欺いてるとか、どうしてそうゆうことが言えるんでしょうか?
他にもたくさん拉致されてますよね。
彼らが自作自演なら他の拘束者も自作自演でしょうか?
解放された人もいますが殺された人もいます。
そんな事を考えること事態どうかしてます。
そして私が一番言いたいのはなぜ彼ら3人は拘束されたのでしょう?
これも私の憶測ですがたまたま彼らだったわけで他に理由は無いのだと思います。
たまたま捕まえた外国人が彼ら日本人でそしてファルージャの一件の利用価値のある人間だったから捕まったのであってもしかしたらまた外交官が狙われたり別のNGOや報道陣でもよかったと思うのです。
彼らや彼らの家族にバッシングの矛先を向けるのは人間として許されるものではないと思います。
もともと大量破壊兵器があると偽りを述べてはじめたイラク戦争を支持し、明らかに戦地である今のイラクに自衛隊を警察官と同じような身分で派遣し、他の支援団体を排除し、人道支援という嘘を並べ立て自衛隊および民間人地元のイラク人にも危険を及ぼしかねない自衛隊派遣は根底から間違いでそれに気づかず、政府の人道支援に踊らされてる国民はもっとしっかり目を見開いてほしい。