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「イラク戦争」討論欄

今井さん郡山さんそして高遠さん万歳

2004/05/01 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 30日の今井さん、郡山さんの記者会見は痛快であった。
 思うところを、まだまだ存分ではないだろうが開陳してくれたと思う。
 この日本の若者達にブラボーと呼びかけたい。
 一気に希望と夢が膨らんで来た気がしている。
 それにしてもテレビの対応は対照的だった、NHKは政府や自己責任論、自演自作論者に甘く優しく、記者会見の肝心なところを相当部分をカットして放映した。
 今井さんが嫌い、明確にクレームをつけた、ドバイでの政府機関員の調査と同じような役割をこの場においても果した。
 「国営放送」の役割の遺憾なき発揮である。もう受信料支払い拒否しよう。
 それに比べ週刊新潮が糞味噌にした「報道ステーション」は十分に時間を割き、古舘も明確に自分なりの意見を述べ批判した。
 率直でよかったと思う。
 それにしても、傑作は読売新聞である。なんと言うに事欠いてか、社会部長樽崎憲二なる署名入りの30日の雑文で”自己責任論は悪者か”と惨めたらしくほざいている。
 これぞマッチポンプ論の典型的居直り、形勢不利と見ての惨めな、国民年金未払い大臣たち以上の情けない弁解論である。
 曰く「人質の日本人(家族)は自らの責任を果すことなく、政府に向けて自衛隊を撤退せよ等と責任転嫁した、これは許されない」そして自身の事は棚に上げておいて「こうした議論は政府は悪、民間は善とする、もうひとつの思い込みから来ている」だとー。
 よくもこんな事白々しく書けるものだ。
 彼ら人質3人は武装グループに唯一の条件として「自衛隊の撤退」を時間を限られて要求されたのだ。
 危険に曝された我が子や兄弟の命を救うのが「自衛隊の撤退」であれば、百人が百人そう言うだろう、当たり前である。
 ましてや国の憲法に違反して派遣され、実際、人道や復興支援といいながらアリバイ的活動しか出来ず、かつ地元の人々から歓迎もされない自衛隊であれば誰が見ても当然の要求だ。
 そして「政府が悪で、民間が善だ」と、誰がそういっているのだ、それこそお前ら御用新聞や小泉純一郎や竹中某という成上がりの大臣が、郵政や道路公団そしてあらゆる公共機関の改革とかで言っている事ではないのか?
 民間が全部善、民間がいいから全てに民間のシステムを導入しろと、日ごろから言っているのは政府であり御用マスメディアなのだ。
 全国一、否世界一の発行部数を誇る超一流新聞の「読売」が臆面もなく、それこそマッチポンプの自己責任を取ることも、世界のジャーナリズムに嘲笑され、恥を曝しながら未だこういうことを言っているのだ。
 今井さんや郡山さん、そして高遠さんの志の高さと、強い確信に比べ、この国のマスメディアのだらしなさ、もう買って読むのもいやになった。
 ゴタゴタの年金の後は有事法である、完成させない為にも、自衛隊を撤退させる為にも5月21日、陸・海・空・港湾労組20団体の明治公園集会に結集しよう。