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「イラク戦争」討論欄

5/4天邪鬼さまに

2004/05/07 大歩危 50代 公務員

①自衛隊の指揮権について
 天邪鬼さまにご紹介戴いた共同通信社の記事についての所見です。
 共同通信の内容はイラク駐留連合軍のHPに、英国軍をヘッドとする指揮命令下(アンダー・コマンド)にイラク派遣自衛隊が組み込まれているのを明示しているので、防衛庁に確認したところ防衛庁は当該HPが修正要請を検討しているということを述べたものであると思います。
 共同通信社自身が自衛隊は米英軍の指揮下にあると明言したわけではなく、逆に共同通信社がそのHPに疑問に感じたために防衛庁に確認したと考えられます。
 従ってその記事を持って、共同通信社は信用度が高いので紹介したHPの中身が事実であったと考えるのは間違いであり、ましてや自衛隊のイラク派兵は人道復興支援でないと述べるのは誤りです。
 それから、スペイン軍撤退についての所見です。
 5/1拙稿の繰り返しになりますが、スペイン軍はスペイン政府の指揮下にあったからこそ撤退させることが出来たのです。
 貴方の主張するスペイン政府が撤退を決めたならば、米英軍の指揮から外れるというのは、軍の指揮命令権という機能を全く理解していないユニークな理論です。
 スペイン軍撤退に関する指揮命令系統は、スペイン国首相→イラク駐留スペイン軍指揮官→指揮下各部隊→末端の部隊であり、そこには米英軍の指揮が入り込む余地はありません。
 天邪鬼さまの考えだと、スペイン国首相→駐留米英軍→駐留スペイン軍指揮官(以下同)となり、在留米英軍にスペイン首相の指揮命令権が及ぶということになります。
②劣化ウラン弾について
 天邪鬼さまの言は、以下のとおりですが..。

>劣化ウラン弾を通常兵器としてどこまでも擁護しなさい。

 劣化ウラン弾を擁護するとかしないとか云う問題でなくて、劣化ウラン弾は核兵器の範疇に入るものかどうかを議論していたはずです。
 天邪鬼さんの言はなにやら捨てセリフのように聞こえ、あまり後味の良い感じがしません。