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「イラク戦争」討論欄

自衛隊基地突入?の記

2004/05/18 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 朝から大雨の日曜日、自衛隊の公開式典があるというので基地に向った。
 会場は日ごろ隊員たちのランニング姿、そして軽装備車や輸送トラックがネット越 しに見える大きなグランドである。
 雨の日曜日と言うのに、8時半には熱心な見物人が場所取りしている、桜の新緑の 陰には私服公安の姿がチラホラ、ご苦労さまである。
 しかし雨がますますひどくなる、仕方なく一度帰って長靴姿の「重装備」になって 再度入場する。
 既にグランドには1500名位の迷彩服隊員が、腰に手を当てた直立態勢で整列し ている。勿論滝のような雨にも関わらず傘はおろかコートも許されていない、戦時に 天候は関係ないか。
 大雨にも関わらず、キチンとした正装の招待客が胸に大きなリボンをつけてマイク ロバスなどで続々入場する、大半が隊員の家族なのだろうか。
 ゴルフの18番ホールの観客席とそっくりの招待席はほぼ満員、私たち一般客はそ の前のパイプ椅子か立ち見である、招待席には立ち入り禁止、警備にはも数百人が動 員されていた。
 この日は駐屯地創立xx周年だとか、ほぼ警察予備隊・自衛隊の歴史に一致する。 式典開始、まず国旗、一番上に玉のついた日の丸の授与、そして君が代の吹奏である。 私たちの集会の様に「立ち上がれる人は立ち上がって下さい」などやわな事は言わな い、この間全員の起立が放送される。
 私は招待席前のほぼ中央に入り込み、招待客を睨みつける格好で座り込んだ。
 起立者はほぼ95%(元々席が雨で濡れて、立っている人が多かったのだがー)し かし、ブラスバンドの伴奏に合わせ君が代を歌う人は10人に1人か2人だった。
 司令官の祝辞はさすが小泉や石破が言う事とほとんど違いなく、「今、イラクに北 部方面隊の隊員が派遣され、人道支援、復興支援に全力で取り組んでいる。9,11 無差別テロ以降世界は非常に不安定となっており、諸君の存在と活躍が大いに期待さ れている。とりわけ北朝鮮は、テロ支援国家・ならず者国家と指定され、核兵器、大 量破壊兵器、生物化学兵器などの所有が懸念され、わが国の安全が大いに脅かされて いる。無差別テロの脅威から国を守る為に、諸君のますますの奮闘を期待する」等と 訓示した。
 その他某女性知事の挨拶や国会議員、各首長の紹介があった。
 その後一旦隊列を解き、大軍事デモンストレーションに入る。
 司令官旗を先頭にグランドを軽装備車、重装備車、大砲を後ろにつけた軍用トラッ ク、キャタピラーの音凄まじいタンク、ミサイル装備の重トラックなどのオンパレー ドである。
 グランドは忽ち、深い轍で削り取られる。
 そしてその後は、空砲による実践射撃訓練が行なわれた。
 私たちは自衛隊の即時撤退呼びかけと、家族宛てのビラを配ろうとしたのだが大雨 のため止む無く断念。
 雨で全身ずぶぬれの兵士の大半は、日ごろ見せつけられる口髭のおじさんではなく、 あどけない顔の若者が殆ど、そして女性兵士も多かった。
 しかし、やはり紛れもなく自衛隊が軍隊である事を実感させられた。
 数メートル先を走るタンクやミサイルには圧倒させられる、この毎年開催される式 典に、いくら税金が掛かったかは知らない。
 だが「税金ドロボー」などで済まされない「現実」が私たちの身の回りに存在する ことを改めて知らされた。

 イラクサマーワの治安はますます悪化し、そこに猛暑と砂嵐が襲い掛かる、改めて イラクに交代派兵される自衛隊兵士に、それら悪条件に耐えるだけの耐性があるとは 思えない。
 幼顔の若者や女性兵士を、石油利権や復興利権のためイラクに送り込んではならな い。
 イラクの人々の虐殺と拷問、虐待要員として送り込んではならない、それはかつて の南京大虐殺、中国侵略戦争の悪夢の再来である。
 スペインやホンジュラス、ニュージーランドの様に自衛隊は即時撤退すべきなのだ。 立川の自衛隊官舎ビラ配りで不当逮捕・起訴された3人の仲間は、多額の保釈金を支 払ってやっと釈放された。
 私たちはこの基地でも、立川と同じように隊員・家族に対して派兵反対と、共同の 闘いを呼びかけたいと思っている。
 有事7法案、ACSA(日米物品役務相互提供協定)など戦争法案が、年金法案通過の あと、与党と民主党の賛成で殆どのなんの議論もなく採決されようとしている。 しかしこれら有事法案こそ、最大の対決法案であり、どうしても成立阻止すべきもの なのだ。

 全ての労働者・市民・学生そしてフリーターの諸君、国会前に、5,21明治公園 に結集しょう。