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「イラク戦争」討論欄

劣化ウラン弾

2004/05/20 ミュウ 50代 反戦活動

 劣化ウラン弾によって破壊された戦車や装甲車、砲台などが戦場に放置された まま、子供たちがそのまわりで遊び回っている。これはジュネーブ協定違反である。 占領軍は、速やかな残骸除去と治安回復、維持に努める義務を負っている。
劣化ウラン弾は、核兵器ではないという説もあるが、放射能兵器であることは、米 軍の資料が認めている。その取り扱いや、危険性などをきめ細かく説明したビデオが 作られている。
作ったのは、元陸軍少佐ロッキ氏。彼はビデオが完成すると同時に告発に走ったた め、陸軍を追われた。大学の研究機関に席を得た後も、彼は告発を続けた為、その職 にも追われた。米軍の嫌がらせは、今も続いている。またロッキ氏と同じように退役 軍人の人たちからも、告発に踏み切った人たちがたくさん出ている。米軍や米政府の 意向を受けた米メディアは、彼らを黙殺している。
劣化ウラン弾告発集会が、ロサンゼルスで開かれたが、テレビは伝えなかったし、 新聞も地元紙を除けば話題にもしていなかった。
世界小型兵器、放射能兵器廃止キャンペーンを兼ねた集会が、ストックホルムで開 かれた。
湾岸戦争と呼ばれた第一次イラク戦争に参加した元連合軍兵士によって、放射能性 障害の実体が明らかにされた。また科学者から半減期は45億年、肺など呼吸系、胃 や腸などの内蔵、血液、皮膚などに及ぼす影響などが、発表された。
放射能を含んだ粉塵が、地球を回り始めた。地球人類滅亡へ向けてのカウントダウ ンは、確実に速まった。
 核兵器、放射能兵器、小型兵器、あらゆる人殺しの武器廃絶に向けてのキャンペー ンは、緒についたばかりである。さらに、作らない、作らせない、使わせない、あら ゆる流通を止める手段を考えるときなのだ。
死の商人たちの出番をなくそう!