私は数日前から自分のh.Pで「イラクの悲劇」を主題に毎日描いては載せるよ
うにしています。。いまは子供たちの被害を描いているのですが、どうしても描かね
ばならないのが劣化ウラン弾の放射能のためにひどい姿で生まれた奇形児たちです。
しかし避けられるならば避けたいとも思います。なぜならばあまりにも悲惨で静止し
ズらい現実だからです。
劣化ウラン弾「イラク戦争毒の遺産」世代を越えた犠牲、という題名でスダン コ
フという方がインタネットの中で伝えている記事があり、そのあとで奇形になった子
供たちの写真がぞくぞくと出てきます。いま私の机の横にその資料を置いているので
すが、開けて見るのもためらわれます。
スダン コフはイラクに派兵されている米兵のお父さんです。コフは孫の写真を部
屋中に飾っているほど孫べったりのお爺さんです。そのお孫さんは五体満足です。し
かしバグダッドの息子のキャンプでは妻帯している兵士たちは帰国したら子供を生ま
ないように、みんな奥さんとの間で決めているのだと言う手紙を彼は息子から受け取
りました。それは劣化ウラン弾の放射能で遺伝子が汚染された米軍兵士の夫婦の子ら
が非常に高い率で奇形児を出産したということを読むか聞くかしたからです。
「戦争は不快/攻撃である。戦争を理解したいなら遺体を見る必要が ある。同様にに兵士たちの体に何が起きているかの真実を理解したいならば、これら のひどい異常を抱えた子供達を見るべきである。われわれは死んだ人々の写真、手足 を失った人々の写真、異常を抱えた子供達の写真を報道する必要がある。。米国兵士 のものも含めて。そして、しょっちゅう報道する必要がある。そうしないのは否定に 過ぎない。」
スダン、コフはそういいます。そして奇形児たちの写真が展開されるのです。
私ははじめてそれらを見たとき驚愕し号泣したのでした。これが現代帝国主義戦争の
現実です。戦争は勝手よりもさらに残酷さをましています。
しかしこれは彼がアメリカ人に向けて書いたものです。アメリカ兵のようにイラク
人はどこのも行けない。なぜならイラクの大地以外に彼らの生きるところはないから
です。
米兵よりもイラクの人民こそ劣化ウラン弾の放射能被害を日常浴びねばならないの
です。
先週イギリスの国会議員団がイラクのバスラを視察し劣化ウラン弾の被害を調査し
ました。一人の女性議員がこういっていました。
「バスラの女性達は妊娠を非常に恐れています。なぜなら奇形の子供 が生まれる恐れがあるからだと彼女達は思っていたのですから」
イラク一帯にに打ち込まれた無数の劣化ウラン弾は爆発と同時に噴霧となって
空中にばら撒かれ大地に舞い降り雨によって吸い込まれ、あらゆる植物の根から吸い
上げられ作物となって人間の体に入っていきます。。草などを食べる家畜たちの肉も
放射能をもっている野でやはりイラク人は体内に放射能を摂取せざるを得ません。そ
の連鎖は輪廻となって45億年減少することなく続くのです。イラクの人たちは子孫を
絶やさねばならないのでしょうか。今後も米軍が攻撃するどの国もどの地帯も同じこ
とを繰り返されます。米軍のあらゆる火器から発射される弾丸が劣化ウランを弾頭に
しつつあります。
それは非常に貫通力が強く、深い地下に隠れてもコンクリートの壁の中に潜んでも、
貫通し爆発するから攻撃側からすれば非常に強力な武器として放棄できないものになっ
ています。だがあまりにも非戦闘員に与える加害が大きくそして永遠的です。
私は劣化ウラン弾の使用に絶対反対します。しかし私は烈火ウラン弾のみを指弾し
ているのではありません。原爆や水爆ですら禁止されていないのです。劣化ウランだ
けの問題ではなく帝国主義を倒さなければ平和がないといいたいのです。そしていま
や劣化ウラン弾が核兵器かどうかという言葉のやり取りでなく、その恐るべき問題か
ら目をはずしてはならないと思うのです。その放射能被害を過小評価するとか通常兵
器のように主張する者はこの戦争によって利益を得るか、だまされている少数の者以
外にないと考えます。劣化ウランについてはいまさらああでもない、こうでもないと
いっている段階ではなく、烈火ウラン弾を暴露し続けながらこのような平気を使う帝
国主義の侵略戦争に反対する行動に一人でも多く加わってもらい共に戦う努力をしな
ければならないと思います。何時果てることのない低次元の討論よりも、どのように
して反戦の輪を広げていくかの方が大切な意見交換です。
私が「イラクの悲劇」を拙い絵でhpに連載しようとしているのは一人でも多く戦
争に反対して欲しいからです。各人は自分の持てる能力を通じて戦争に反対していた
だきたいと思います。家庭の中で、職場で、飲み屋で、病院の待合で、あるいは手紙
や、はがきで戦争を話そうではありませんか。「あの人に出合ったらイラクの話ばっ
かりや」といわれたっていいじゃないか。デモに行くだけが反戦ではなく、日常のあ
らゆる行動がデモや集会に結晶されるようにしましょう。私は絵描きですから絵を通
じて戦争反対を訴えたいと思います。匍匐前進。少しづつ描き込んで行きリアルタイ
ムで見られるようにしたいと思います。
私はこのような残酷な武器を使いイラクを武力支配するアメリカ帝国主義を憎みま す。それを後押しし自身もイラクに侵略出兵させた日本帝国主義も憎みます。帝国主 義戦争を暴露しなければならない。劣化ウランを抜きにしてはイラク戦争の真実はな い。それならば?