千坂様、はじめまして。といっても千坂様の投稿は良く読ませていただいてい ます。HPも覗かせていただいております。
さて、今回の私の長壁様への投稿でご意見をいただきましたので、お返事させてい ただきます。
私の長壁様への質問の主旨は「今回の学校占拠事件での犠牲者はロシアの特殊部隊 によって殺された」とする長壁様の主張の根拠はどこからかということです。それに 関する長壁様の解答に対して問題点が2つあります。
問題と感じる点は長壁様の論理の「手法」です。長壁様は御自身がこの事件に関す るデータをお持ちでないにも関わらず(これは長壁様御自身が投稿でお認めになって います。9/9の投稿、冒頭)、今回の300人以上と見られる犠牲者の方々の加害者 をロシア特殊部隊と「断定」しておられます。御自身の推測だけでこうした「断定」 が認められるならば、論議そのものがまず成り立たないのではないかと思います。ま してや、意見は何でもありという状態になってしまいます。
例えば、千坂様のHPをみて、私が『これは何の根拠もないのだが、千坂氏は一見左 翼系の意見交換の場を作り、様々な対立意見を掲載させながら、実は左翼内の分裂を 企てているんだよ。なぜなら今は戦時下だから、こうした謀略の仕方もあるよね。謀 略はどんな形でも成り立ちうるし、ねつ造され、政府によって管理されている掲示板 の可能性もあるよね。ほとんどの現在のメディアは99.999%ねつ造されている から、この掲示板もその中に入っているんだよ』と言ったとしたら納得できますか。 おそらくこんなこと言われたら納得できないと思います。まず、「私の掲示板が政府 による統制下にあるという根拠を示せ」となるんじゃないでしょうか。
でも私が、「そんなこと言ったって、意見を述べても政府の統制下にある掲示板で は正確な意見も反映されないし、戦時下の99.999%のメディアはねつ造されているに 違いないに決まっているでしょう」と反論したならこれ以上の論議は不可能です。
イラクでなくなられたジャーナリストの方々は戦場に自ら身を置き、命をかけて真 実を伝えようとしました。現場であらゆるデータの収集をし、取材をし、戦乱の現場 の人々の気持ちを伝えようとなさいました。そうした一つひとつの命をかけた取材に よって私達は真実を知ることができると思います。意見を述べるということはそれだ けの重さがあるのではないでしょうか。
それをいとも容易く、「私はそのような情報を収集する方法も持ち合わせていませ ん。しかし、私が推論する数の論理上では十分真実性があるのです」といい、現場に 居合わせた方々の証言を「あなたはその場にいらっしゃらなかったのでしょう、見て いないんでしょう」(長壁様の9/4の投稿)とする論理の手法がはたして受け入れ られるものでしょうか。
私が引き合いに出した小林の戦争論に対して批判した歴史学者の方々は、一つひと つの事象に対して資料を出しながら反論していました。あのような本に対してもこれ だけの努力がいるのです。私は今回の事件の真相を問題にしているのではなく、あく までも長壁様の「論理の手法」を問題にしている訳です。
またもう一つの問題点は、長壁様はご自分の一貫した論理を成り立たせるためにこ のような手法を用いていることです。
長壁様の論法は、現在行われている 戦争、紛争はアメリカを中心とした大国の国 家的謀略であるという大前提の為に御自身の推論を真相のように装いながら、論理を 図っている点です。
心情的には理解できますす。過去にもルーズベルトやチャーチルが意図的に日本の 開戦を導いていったという説もありますから。
しかし、だからといって推論から真相を操作するという手法は、歴史学の点から いっても、また、メディアに参加するものという立場からも許されるものではありま せん。世界中の紛争や戦争を見て、そのような国家的謀略のもとに導かれていってい る事象もあるかと思いますが、それらは数々の研究や取材といった、それらを追求す る方々の努力によってなりたっています。一つ一つの事象に対する検証や資料収集か ら論理を組み立てる必要があるのではないでしょうか。ですから、今回の事件に対し てもそれらに関する資料や証言の収集、検証が必要です。特に今回がロシア政府の国 家的謀略であるという結論を導きだしたいなら、これらをお座なりにする手法は重大 なルール違反ではないでしょうか。
くり返していいますが、今回の私の論点は長壁様の「論理の手法」にあるのであっ て、今回の事件の結果ではないのです。千坂様が提示して下さいました見出しは、長 壁様の「今回の学校占拠事件での犠牲者はロシアの特殊部隊によって殺された」とい う根拠ではなく(長壁様の投稿にはこのような千坂様が提示したような性格の記述は ありません)、あくまでも千坂様自身の論理の根拠になるものです。 結果的にロシ アの特殊部隊が意図的にこうした結果を生み出したということがデータに基づいた真 相であるなら、それは別の問題です。
それからこのような論理の手法を用いている長壁様においても、それは、長壁様御 自身の為にもならないと思います。このサイト読み返してみると、当初の長壁様はこ んなんではなかったんですが、残念ですね。
それから銀河様。銀河様の絵画、風景画が好きです。ところで銀河様の画廊はもし かして大阪なんでしょうか。こちら東京なものでもし東京なら見に行きたいもので す。
最後に曙光様。共産党に関する分析から共産党がこれからとるべき進路に関して、 私は新しい方向性が必要と考えます。何人かの方々がこのサイトで左翼、右翼といっ た概念に捕われない論理の構築の必要性を提示していますが、私も同様です。こうい う内容で意見交換が出きるといいですね。