投稿する トップページ ヘルプ

「イラク戦争」討論欄

米軍のフアルージァやナジャフでの攻撃は、イラク絶滅作戦だ

2004/09/17 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 イラク駐留米軍は16日、フアルージァで「アルカイダとつながりのあるテロ リストの拠点を攻撃し戦闘員60人を殺害した」とこともなげに発表した。
 一方病院当局によると米軍の空爆で子どもなど16人が殺害され25人が負傷者、 その後も多数の負傷者が運び込まれているという(朝日)。
 あの600人とも1000人とも言われたフアルージァの大虐殺、そしてその後で のナジャフでのサドル派掃討を口実にした大量虐殺、この後も連日のようにこれら虐 殺が続いている、これがイラクの「解放と自由」をもたらしたアメリカ占領軍の真の 姿である。
 このところさっぱり表面に出られなくなってしまった、ラムズフェルドにかわって テレビに出たパウエルは、イラク開戦の大義とした、イラク・サダムフセインの悪魔 のような大量破壊兵器、殺傷力のある500トンもの生物科学兵器は「いかなる備蓄 も発見されておらず、我々が発見することはないだろう」と発言し、結果的には「欠 陥のある間違った情報」で武力行使を開始してしまったと告白した。
 私たちはまだ覚えいてるはずだ、イラクが国連に提出した分厚い、何百ページの大 量破壊兵器廃棄報告書について、アメリカを含め殆どの国がウソと決め付け、めくろ うともしなかったことを、そしてサダム・フセインが死活をかけて開発した射程距離 180キロかの防衛基準内のミサイルを、ただ「イスラエルに届くから」と廃棄させ たことも。
 この世界最強の大国の横暴によって殺された、何万人の兵士たち、数万人もの子供 や市民の犠牲を、誰がどう償うと言うのだろう。
 だが、この一方的な戦争はまだまだ続けられるのだ、文字通り「石油資源強奪」と イスラエルを軸にした「中東強権的支配継続」の為に、イラクの人々は際限なく殺さ れていく、子供達は犠牲となる。
 ニューヨークでは50万人もの人々がブッシュ打倒、戦争反対の闘いに決起した、 10月17日ワシントンDCでは100万人もの労働者市民による大行動が予定され ている。
 イラク戦争は全く終わってはいない、毎日血なまぐさい殺戮が、イラクの砂漠を赤 く染めてしまいそうな暴虐がつづけられている。
 この秋私たちは、再びみたびイラク戦争反対、自衛隊の即時完全撤退を求め決起し て行こう、イラクを忘れてはならない。