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「イラク戦争」討論欄

おばちゃん!それ違うよ、そうじゃあないってばー。

2004/11/02 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 香田さんは、私たちの懸命の街頭や国会・政府への自衛隊の即時撤退を求めての抗議行動にもかかわらず、5人目の日本人犠牲者となった。
 家族の深い、やりどころのない悲しみを思うと、居た堪れず、そして私たちの力不足を思うだけである。
 しかし日本政府・小泉は今回もやはり何もしなかった、事件発生直後の交渉努力拒否発言「テロには屈しない、自衛隊は撤退させない」が香田さんの若い命を無残にも断ち切ったというのに、ポーズだけ作り、苦戦するブッシュへエールを送った。
 そして情報の全てをアメリカに握られ、単独では何も出来ないという笑えない事実を全世界に晒しながらー。
 香田さんの犠牲が報じらた日、私たちは自衛隊の即時撤退を求めるビラをある駅頭で配った、正直、高遠さんたちの人質事件の時とは異なり、道行く人たちの視線は冷たかった。
 これは台風や地震の被災地で小泉純一郎が見せたあの冷酷さ、非情さと相通じるものだった。
 参加した若者の一人はその後で、人々の、人の死をなんとも思わない冷酷さと無関心さに、体が震えるのを感じたと言っていた。

 私のところを、自転車に乗ったおばちゃんが通りかかった、渡したビラを見ながら「あの子遊びにいったんだから、無責任よ、判ってて行ったんだから、自己責任だわ」私が「自衛隊が行ったから5人も日本人が殺された、イラクの人たちから見れば自衛隊は米軍と同じしか見えないよ」「自衛隊は私たちの税金を使ってイラクでおばちゃんの言う様に遊んでいる、それであの子は殺されたんだから、家族にとっては堪らないよ」などと防戦したが、おばちゃんはしかし不満顔を変えることなく走り去った。
 香田さんの実家には「自己責任だ」と非難する電話が集中していると言う。
 前回の人質事件で政府筋が垂れ流した自己責任論がやはり浸透しているのだろうか。

 サマーワでは自衛隊駐屯地に107ミリロケット弾が着弾し、跳ね返った後頑丈に作られた食料用コンテナを貫通していたと言う。
 これで敷地内着弾は公式発表で2度目である、だがそのいずれも信管が抜かれており爆発しなかった。
 これは現地武装解放勢力の、日本政府と自衛隊への即時撤退を求める「警告のシグナル」だろう。
 既にイラク全土にイラク特措法が言う「非戦闘地域」など存在しない、それは平和裡のみ保障された自衛隊の復興支援、人道支援の場もありえないことを指し示している。
 バクダッドを始めとして今やイラク全土のおよそ3分の2が、既に米軍の統制から「解放」されているとも言われている。
 大部分の町が、「昼は米軍、夕方からは武装解放勢力の支配下」ということだろう。
 自衛隊が直接的に甚大な被害を被った時、我が小泉はなんと釈明するだろうか、いやそれまでに私たちの手で、この冷血漢を手厚く葬ってやらなくてはならない。
 私たちは自衛隊が撤退するまで粘り強く、この闘いを続けて行く。