香田さんは、私たちの懸命の街頭や国会・政府への自衛隊の即時撤退を求めての抗議行動にもかかわらず、5人目の日本人犠牲者となった。
香田さんのご家族は、そっとしておいてほしいご意向のようですね。
そもそも100ドル(約1万円)の所持金でイラク入りした彼に日本に帰ってくる意志があったのか、どうか。
無防備で、猛獣の檻に入った人のような気がします。
イラクが戦場であることが彼に理解できていたのかどうか。
せめて所持金がもっとあれば、誘拐されずにすんだかも知れない。
たった一人の日本人の死は、これほど重大に考えてもらえるけれど、日々戦闘の犠牲になっているイラクの人々の命はもっと軽視されているでしょう。香田さんの遺体収容のためにも、命を危険にさらしているイラクの警官がいるかもしれない。日本がアメリカの戦争の金銭的スポンサーであることを如実に示している様に感じます。
香田さんと間違えて収容した遺体の処分はどうなるのでしょう。その人だって、遺族もいるのでしょうに。人の命を声高にさけぶのでしたら、無名の人のことも考えてください。
そして情報の全てをアメリカに握られ、単独では何も出来ないという笑えない事実を全世界に晒しながらー。
安全といわれるサマワに自衛隊を派遣するだけで非難されているのにアメリカにたよらずにどうやって救出するのでしょうか。
日本が単独でなにもできないことは、当然であり、笑う人はいないでしょう。
香田さんの犠牲が報じらた日、私たちは自衛隊の即時撤退を求めるビラをある駅頭で配った、正直、高遠さんたちの人質事件の時とは異なり、道行く人たちの視線は冷たかった。
香田さんのイラク入りの目的がはっきりしていないので当然でしょう。ご遺族でさえ騒いでほしくないと言われているのですから。
参加した若者の一人はその後で、人々の、人の死をなんとも思わない冷酷さと無関心さに、体が震えるのを感じたと言っていた。
香田さん自身が自分の命をどう考えていたのかと疑問に思います。集団自殺する人よりはましだと思いますけれど。
「彼は死ぬことによって何かの役割を果たしたのではないか」という人もいます。彼の犠牲によって、自衛隊の撤退が早まるかも知れない。そういう風に彼の死を役立てて上げたいものだと思います。