ついこの前まで、15000人否30000人も投入されたと言われているイ
ラク・ファルージャ掃蕩戦の米軍とイラク傀儡軍は今、一体何をしているのだろ
うか。
ここ数日、この国のマスメディアは新聞もテレビも殆ど、固く口を閉じたままであ
る。
外交記事はウクライナの騒動と、変身リビアへのカダフィ詣位しか伝えていない、
そもそも独自のルートを持ち合わせず、ニュースソースを欠くメディアにとって、欧
米系の外電が口を閉じると報道することがゼロになってしまうのだ。
以前と同じように、1ケ月も経ってから、またぞろ「サッカー場が墓で一杯に埋まっ
ていた」とでも書くのか。
今進行中の戦争に対し何も言えないならマスメディアの存在価値はない。
イラク現地からはアルジャジーラやイラク・レジスタンス・レポート、イラク在住
者レポートなどとして毎日入信しているのに、この紹介すらしない、この国のジャー
ナリズムはもう深い冬眠に入ってしまったようだ。
さて、ある市民運動のインターネット掲示板に、おぞましいものを見てしまった。
ある種の警告として紹介したい。
その市民運動はイラク戦争反対を表看板に、街頭で、また写真展などで活発に運動
を展開している。
ところがその掲示板に「愛国者同盟」とかの右翼が入り込んでいたのだ。
それもあの香田証生さんの最後の写真動画と、米軍ヘリ墜落事故に関する普天間基
地の危険性についての誤魔化し記事である。
ところがこの掲示ついて市民運動側は何の反応を示さず、放置したままなのだ。
ビックリして管理人に「何とかすべきではないのか」とメールしたところ、「私た
ちは掲示板は自由な部分なので何を投稿されてもそのままにしている、忙しいので対
応する気持ちもない」旨の返事が来たのである。
ご遺族の方や、沖縄の基地被害者がこのサイトを見られたらどう思うだろう。
これが本当にイラクの平和を願う市民運動なのだろうか?
口先の平和と民主主義、ポーズだけの市民運動の退廃ぶりを目にしてしまった、こ
んな事で狡猾な小泉やブッシュ勝てる筈がない。
平和など勝ち取れる訳がない。
今後も知りえた情報については広く紹介し、様々の場で活用すべきと改めて確認し
た。