投稿する トップページ ヘルプ

「イラク戦争」討論欄

私はテロリストですか

2004/11/30 長壁 満子 40代 金融

 黒焦げの民家で女性は叫んだーーファルージャ 続く惨状

「私たちに何の罪があるのですか。子どもたちはテロリストですか。銃撃した後、米 軍は家の中のすべてを破壊し、持ち去りました。私の家は無くなってしまいました。 どうやってこれから生きていけばいいのでしょう。路上で生活しろというのでしょう か」(カイロ=小泉大介)

 上記はしんぶん赤旗3面の記事である。
 写真は二枚。叫ぶ女性の姿も無く、住民犠牲のかけらもないもので、二段20数行 のスペースは、どこかの工事現場のようなもの。一枚のキャプションは、米軍が設け た検閲所を通りファルージャ市内に入るせき赤新月社の救急車(ロイター)とある。
 朝日新聞など比べるべくも無く、「話題性の無い」今、引き続き「大量虐殺しなが ら選挙なんて」と記すのはかなりまともであろう。
 が、しんぶん赤旗に流れている「ある視点」は、やはり、違和感をぬぐえない。
 「制圧」というがーーと小見出しをつけ
 「米軍はこれまでに武装勢力千人以上を殺害し、市内のほぼ全域を制圧したなどと いってます。しかし、南部にはまだ相当数の抵抗勢力が存在しています。米軍の主張 はウソで死者の大半は民間人です。」
 ファルージャ在住のジャーナリストの電話取材であるとかかれているが、このジャー ナリストも、赤旗記者も、いったい、何が言いたいのか私にはさっぱり分からない。
 いたい、ファルージャには、テロリスト根絶に値するものがいるのかいないのか。
 この抵抗勢力は、武器を持っているのかいないのか。南部の武器を持った?抵抗勢 力は、制圧されても仕方ないと思っているのか。
 米軍は現在、同地への爆撃を継続するとともに、「武装勢力拘束と武器押収」を口 実に、民家へのしらみつぶしの襲撃、捜索おこなっています。」とかくが、爆弾の雨 と併行に、破壊と殺戮の蛮行がやられている渦中に、名前だけ出てくる武装勢力だの 抵抗勢力。そして、なまで語られる言葉・犠牲は、必ず、子どもや女性。死んだ男は なんなのか。
 米軍が行っている蛮行に、イラク人が、レジスタンスが、どう抗っているのか。座 して死を待つままにされているのか否か。この視点が曖昧にぼかされ、ただただ、武 器ももっていない、無抵抗の罪の無い女子どもが、犠牲になっているのは可哀想とか く、しんぶん赤旗記事である。
 アフガン攻撃から3年以上がたった今、報道の姿勢は、相も変わらず、米軍の土俵 から降りようとしないものである。「反テロ戦争」を支えているのは、実はこのよう な一見米軍批判をしながら、その実、しっかりと「テロリスト」をみとめる共産党か もしれない。もっとも、この視点は、「まやかしの世界益」に通じることは言うまで も無い。
 私が知る限り、この日本のメディア界の中において、真実を報道するもの、真にジ ャーナリズムといえるものなど、一つもない。