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「イラク戦争」討論欄

アメリカの対テロ産業が急成長

2004/12/21 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 核シェルター・炭素菌検出機・ソフトウエア、この三つの「対テロ産業が米で 急進」と朝日新聞が報道している。
 これはウソだ、いや正しいとしても極一部でしかない、本当は「軍事産業、ブッシュ やチェイニーその他ネオコン関連産業がもっともっと儲かっている」と書きたいのだ ろうが、ただ身を守るための自粛報道だ。
 これもマスメディアとして生き残る為の方便なのだろう。

 イラク戦争、イラクの人々が10万から20万人殺され、米軍兵士も公式発表で1 万3千人、しかしこの数値はベトナム戦争の様に民間雇い雇い兵や米国籍のない兵士 を入れてグーンと跳ね上がる。
 まだ湾岸戦争の時より犠牲は少ないと思わされていたのに、いつの間にかそれを大 幅に上回るようになった。
 しかしこれが戦争の真実なのだ、一時期何処かの無責任な核科学者や軍事専門家が 「きれいな核・汚い核」と核兵器を区別したことがあるが、「犠牲のないきれいな戦 争」や、「平和や自由の為の戦争」などあろう訳もない。
 イラク戦争は文字通りの汚い戦争、資源略奪の為の戦争であり、帝国主義侵略戦争 なのだ。
 他国は勿論自国の人をも殺す事によって自らの懐を膨らませ、儲かってほくそ笑む やつらが大威張りでふんぞり返る、これが戦争の真実だ。
 これを見逃してはならない。
 そういえばこの国にもイラク戦争によって、そして米軍と軍事的一体化を決めた政 府によって、ほくそ笑んでいる産業がある、戦前から身を潜め、身を変え社名さえ変 えて生き延びてきた自動車や重工業、造船、機械といった面々だ。
 既に一部部門を輸出用軍事部門に振り替えた企業もある。
 トヨタの良識を疑え!、偽装を見逃すな!、日本には対テロ産業に加え、軍事産業 が復活準備態勢に入った。

 そういえばそうだこの事も忘れてはならない、来年度予算編成過程で郵政など国家 公務員の削減が無理やり大号令される中、治安関係の公務員が大幅に増員されるとか。 警察官、刑務所官、公安、まるでこれからの弾圧強化対策、排外主義対策、政治弾圧 の強化を予測させる。
 これに怯むのか、それとも闘うのか、来年はそれが試される。