私の住む地区の自衛隊基地から、来年早々にもイラク派兵が決定している。
そこで当該地区として「自衛隊イラク派兵反対の行動」を行おうと、実行委員会が
立ち上げられた。
私もある小さな市民団体の一人として実行委員会に参加した、一回目の実行委員会、
まず素案とばかり当該基地のある自治体の人々が練り上げたものを踏み台に検討した、
私も参加者として意見を述べ、討論もされた。
「次回はもう少し詰めをやりましょう」と各自合意し、第1回実行委員会は終わっ
た。
そして今日の第2回目実行委員会、この間情勢は大きく変化しイラク派兵の延長、
自衛隊制服組みによる改憲案の提出、海外派兵化に重点を移した防衛大綱の発表、国
民保護法の細目発表、そして拉致問題での排外主義のヒートアップ等など情勢はトン
でもない方に加速していった。
自衛隊の派兵延長すら霞んでしまいそうな、文字通り戦時下への急接近情勢である。
だが第2回実行委員会で出されたレジュメを見て驚いた。
前回「次回実行委員会で決めます」となっていた前段の小集会が、日程は勿論ビラ・
集会内容まで細目まで既に決められていた、それもこの地方の人間にとって忘れる事
は出来ない「阪神淡路大震災の10年記念行事」が計画されている1月16日に設定
されていたのである。
思わず今年、東京での3・20分裂策動を思い起こしてしまった。
この日は被災を受けた各地で10年目の慰霊の集会行事が計画され、発表されてい
る、それを十分知りながら計画されたのだ、何たる傲慢、何たる闘争破壊、地区の慰
霊に対する悪意に満ちた敵対行為である事か。
しかも今回の実行委員会は前回と違い、共産党系以外の市民団体は排除され、全労
連、全教、民青、新婦人、民商など共産党組織の人たちでがっちり固められていた。
共産党がよく言う「市民団体との共闘・連帯」とはこういう事なのだ。
身内の「市民団体組織」だけで全てを運んでおいて、何が市民団体との共闘なのか、
こんな事で共同の闘いなど組織できる訳がない、これが嫌われる共産党の勝手振舞い、
「組織的引き回し」の実態なのだ。
私自身、先に開催され200名を集めた「辛淑玉集会」参加グループとの共闘の提
案、また自衛隊官舎へのアピール、3・20開戦2周年行事など当然検討されるもの
として実行委員会に参加した。
だが全ては既に決められていて、これらは検討の対象ですらなかった、ただ単なる
決定事項の承認の為の実行委員会だったのである、そして日程も震災など地区事情お
構いなしの上から指示に合わせたものだった。
しかし本当にこんな事で情勢に合致した闘争、生き生きとした地区住民との共同の
闘いなど組めるのだろうか?
私たちの戦争反対、イラク侵略戦争反対の心底からの怒りを表現出来るのだろうか?
これこそただポーズを作るだけのスケジュール闘争、アリバイ闘争である
共産党員の皆さん、本当にこんな事で何か出来るとお思いなのですか?
皆さん本当に日本共産党は自衛隊イラク派兵に反対なのですか?
正直なところを是非お聞かせ下さい。