イラク選挙は31日終わった。それは自動小銃と戦車に守られた投票であった。
投票そのものが命がけであった。
この選挙の性質はイラクをアメリカの植民地にする選挙であった。イラクの死を選
ぶ選挙である。レジスタンスが激しく抵抗し、アラウイ首相は選挙が成立しないかも
しれない統括に発言しすぐに取り消した。選挙には候補者の名前も顔もわからないま
まの投票だった。信じられないことだがイラク共産党も立候補した。
投票率は60パーセントであった。ロイターのその報道にもとづいてブッシュは民主
主義の勝利であると叫んだ。アラウイはテロに勝利したと声明した。
私は60パーセントの投票率という報道をまったく信じていない。これまですべての
報道はアメリカ大本営発表だったからである。西側記者が自由にイラクを取材できな
い。アルジャジーラですらそれが出来ない。取材できない。また真実の報道をしよう
としてもアメリカの怒りを恐れてそれは出来ない。アメリカの許す報道のみ流れる。
まだ信じてはならない。これからイラクレジスタンスの記者の発表が出てくる。
イスラム・メモである。それまで楽観も悲観もしないことにしよう。真実が明らか
になる。
私は日本共産党がどのようにこの選挙結果できた政府を評価するかを心配している。