この度の、イラクレジスタンスから解放され、その帰途に米軍から「命中誤爆」
されたイタリア人女性ジャーナリスト。その3日前にもパレスチナ人記者が2人イラ
クで殺害されている。
久しぶりにこの欄にきてみたが、そういえば、かれこれ、イラク戦争からほぼ2年
になるのだが、この間の占領戦争は、エンドレスである。報道規制されたここしばら
くは、日本人人質、香田さん事件いらい、マスコミは何も伝えない。上っ面の、米国
のシナリオを垂れ流すのみで、およそ、ジャーナリズムのかけらもない。
かわって、イラクレジスタンスレポートなる、極めて、良質なイラクの側からの視
点を貫いたレポートが掲示板で拝見できる。
先陣が言及したように、アフガン攻撃、イラク攻撃も、真っ先に「戦争の犠牲になっ
たのは真実」だった。いつか、イラク戦争以来、100人のジャーナリストが殺害さ
れているという記事をみたが、いったい、何人の犠牲になったのだろうか。
イタリアでは、この度の事件の「真実の究明を」という強い声が上がっているが、
日本では、日本の橋田さん小川さん、また、外交官の殺害の究明すら、真に声をあげ
るものはいない。大きな違いである。
先のロシアチェチェン事件(学校占拠事件)も、その後の検証で、政府側の指示で、
第三者自警団のような集団が紛れ込み、これが先に発砲して、あのような虐殺の引き
金を引いたと究明されている。ここで、私が様々なバッシングに遭い、本質から視た
予測も、私への圧力となって、非難合戦になったことは記憶に新しいが、どうして、
人は、こうも、易々と、戦争ファシズムに乗るのであろうか。
9・11もそうである。
私は最初から、自爆攻撃するものの側の視点から見た検証を意識してきた(一方の
論調に抗することでバランスがとれると思う)が、そうなると、共産党が「ビンラディ
ンを首謀者ときめつけ」悪党呼ばわりした論調に乗る人々のバッシングに遭い、これ
またすさまじいエネルギーがいった。
最近、米国の「ヤラセ」であったということを市田氏がしんぶん赤旗で述べたとた
ん、これまた、それに従う声が紙上に踊る。修正もいいし、過ちも改めることに異論
は無いが、どうして、きちんと、襟を正し、釈明をしないのだろうか。何も、しんぶ
ん赤旗のみでなく、すべてのジャーナリズムにいえることではあるが。
第4の権力といわれる新聞メディアが、事実に即さないで、独断や垂れ流しのプロ
パガンダに加担し、その結果、幾十万のアフガンの人びと、イラクの民衆を殺戮して
おいて、だれひとり、謝罪さえしないということはどういうことであろうか。
最近追放された阿修羅(ここの管理人の力量に限界)には、いい記事が載るし、優
れた参加者がいる限り、しばらくは、良質な情報は生き残るだろう。管理人がどうで
あれ、掲示板は双方で補い合うものだと思う。戦時下の目論見がどのようになされよ
うが。
下記は、参考にしてほしい。また、町田市の都立高校で、君が代・日の丸強制に反
対のビラ配布者が、逮捕。挑発的な弾圧が続く。これも、阿修羅の政治欄に、しっか
りと引用・紹介されている。
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「米軍の射撃には正当性がない」とジュリアナ・スグレーナ(ベルギー『ティスカリ・ ニュース』フランス版)
http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/105.html
投稿者 さすれば 日時 2005 年 3 月 06 日 19:31:16: reQxnNwQ2shuM