サマーワ派兵自衛隊のことはもとよりイラクの情勢が殆ど入手ストップの状態
の中で、とうとう道路補修完成行事に向った4台の自衛隊車列が、道路に設置された
いた爆弾の攻撃を受け、フロントガラスの破損の被害が出たという。
しかし、たかが道路補修工事の完成行事に完全武装の車を4台も連ねて出かける必
要があるのか、これが「安全なサマーワ」の実態なのだ。
この事件の被害状況は不明だ、何せ事故を確認できるジャーナリストが一人もいな
い、たとえ深刻な被害だとしても今の自衛隊なら、真実を完全に覆い隠してしまうだ
ろう。
4月末頃にもサマーワ駐屯地が砲撃を受け、自衛隊員数人に被害が出たという情報
があったが、正式には何にも報告されていない。
もしかしたら米軍並みに派兵隊員が全員帰国した時、病死とか何かで人数埋め合わ
せを行って、知らん顔かもしれない、行かされる本人はもとより家族にとって、やは
りイラク派兵は地獄なのだ、その心境は深刻だろう。
その上、情報はもう既に戦前並みにコントロールされている、私たちは大本営並み
の官製情報しか得られなくなっているのかも知れない。
南京大虐殺があった日、日本では「日の丸」を振って「南京攻略、開城バンザイ」
と喜んだ、それと同じことがイラクで起こるかも知れないのだ。
さてもうひとつ、あるインターネットサイトで、今年の3月、第一次派兵の北海道
の自衛隊員に赤ちゃんが出来たが、その子の手に異常があったらしい、情報提供者は
実際に赤ちゃんに会って確認したという。
第一次派兵隊員に子供が誕生する時ではある。
劣化ウラン弾被害は、湾岸戦争でイラクに派兵された米軍兵士に、本人や生まれた
赤ん坊を含め「湾岸戦争症候群」と云われるくらいの被害が出たことは知られている。
今回のイラク侵略戦争でも、当初米軍は劣化ウラン弾の使用を否定していた、しか
し事実を突きつけられて使用を白状せざるを得なかった。
サマーワは湾岸戦争でも、今回のイラク侵略戦争でも、大量の劣化ウラン弾攻撃を
受けた地区である。
防衛庁は「サマーワでは自衛隊員が普通に生活している方が自然に浴びる放射線量
を大きく越える放射能を浴びたり、劣化ウランの粉塵を口や鼻から大量に吸い込むよ
うな事態が起きるとは考えにくい」と非常に楽観的な見解に固執している。
しかし本当にそうなのか、既に46億年も半減しないという放射線被害を受けてい
るサマーワが、そんなに安全なのか、生まれたイラクの子ども達の、本当に悲惨な、
劣化ウラン弾被害の姿は正視できるものではない。
イラク派兵に応じた自衛隊員の大半は、気楽に「3ヶ月我慢すれば家族の元に帰れ
る」「手当ても貰える」とアンケートの「熱望に丸」したらしい。
しかし、もし帰って出来た待望の子供が、劣化ウランの被害を受けていたらどうす
るのか、もう一生取り返しはつかない、子供や奥さんや恋人にどう責任を取るのだ、
一生自らの軽率を悔やみ過ごす事になる。
自衛隊員はすぐ帰ってくるしかない、第7次派兵の予定者はきっぱりイラク派兵を
拒否しょう。
私たちもドンドン呼びかけていこう,小泉純一郎という輩は何があっても絶対責任
は取らない、私たちと自衛隊員の協力の力でしかこの悲劇を止めることは出来ない。