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「イラク戦争」討論欄

自衛隊イラク派兵のもうひとつの問題点

2005/06/24 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 今年5月、自衛隊中部方面隊第3師団からは第6次イラク派兵として550人 の隊員がイラクに送り込まれている。
 現地情勢の厳しさ、劣化ウラン弾被害の深刻さ、そして現地情報のストップと、隊 員本人はもとより、家族は心配は極限状況にあるのではなかろうか。
 ところがである、この小泉政権が延長して送り込んだ隊員に主権者としての基本的 人権が保障されていないのだ。
 この7月3日、兵庫県は知事選挙を迎える、だがイラクに派兵されている自衛隊員 にはその選挙権がない、奪われたのだ。
 素人目には当日ただ単に外務省の遊び人がサマーワまで投票箱を持ってくればいい と思う、ところが我が総務省の麻生麻生大臣は「自衛隊員の投票は出来ない」と言い、 担当のお役人も「期日前投票制度は海外での投票を想定していない」として否定的な のだという。
 何も行く必要もないのに小泉の個人的な理由でイラクに行かされ、仕事がないと云 え、連日の50度C越える猛暑にじっと耐えている自衛隊員に、選挙権など基本的権 利が保障されないなどは、今回のイラク派兵のいい加減さが露呈したと言えるだろう。
 自衛隊はもう帰れ、帰って投票を行えと言いたい。