今年5月、自衛隊中部方面隊第3師団からは第6次イラク派兵として550人
の隊員がイラクに送り込まれている。
現地情勢の厳しさ、劣化ウラン弾被害の深刻さ、そして現地情報のストップと、隊
員本人はもとより、家族は心配は極限状況にあるのではなかろうか。
ところがである、この小泉政権が延長して送り込んだ隊員に主権者としての基本的
人権が保障されていないのだ。
この7月3日、兵庫県は知事選挙を迎える、だがイラクに派兵されている自衛隊員
にはその選挙権がない、奪われたのだ。
素人目には当日ただ単に外務省の遊び人がサマーワまで投票箱を持ってくればいい
と思う、ところが我が総務省の麻生麻生大臣は「自衛隊員の投票は出来ない」と言い、
担当のお役人も「期日前投票制度は海外での投票を想定していない」として否定的な
のだという。
何も行く必要もないのに小泉の個人的な理由でイラクに行かされ、仕事がないと云
え、連日の50度C越える猛暑にじっと耐えている自衛隊員に、選挙権など基本的権
利が保障されないなどは、今回のイラク派兵のいい加減さが露呈したと言えるだろう。
自衛隊はもう帰れ、帰って投票を行えと言いたい。