(憲法を改正した某国の総理大臣の、街頭での演説から)
「みなさん、石油はどうするんですか?」
「私たちは、好んで戦争をするわけではありません。」
「ペルシャ湾から石油が届かなくなったら、日本が石油を輸入できなかったら、日本はいったいどうするんですか?」
「世界との貿易で成り立っている日本には、石油がどうしても必要なのです。だからこの戦争は、日本が生き抜くためには、行かざるを得ないのです。」
「もう一度、国民のみなさんに問いたい。日本が生きていくため、イランに民主主義を根付かせるため、戦いが必要なのではありませんか!」
かくしてこの演説の後、総選挙で、自民党を中心とした翼賛政治連合は躍進し、中東への日本軍の本格展開が始まった。