投稿する トップページ ヘルプ

「イラク戦争」討論欄

対イラン報道から

2005/10/17 大橋 50代 工場労働者

 グラニー・ルーというロシアの新聞、10/16の記事からです。
http://www.grani.ru/Politics/Russia/m.96700.html

「イランにミサイル技術を密輸したロシアの罪?br>
 ロシア軍はかってイランに対し秘密裏に、ヨーロッパの都市に打撃を与えうる機密 ミサイル技術を供与していた。イギリスの「サンデーテレグラフ」は日曜日、西側情 報筋の話としてこのように伝えた。

 情報機関のスポークスマンによれば、供与された技術は、核弾頭ミサイルの射程距 離が3500キロを超えるものであった。

 報道関係者の話では、ロシアは北朝鮮とイランの間でのミサイル輸出契約の仲介役 を、2003年に担い、この後テヘラン(イラン)は、ロシアから機密ミサイル生産 技術を恒常的に受けるようになった。

 現時点でのイランの長距離ミサイルは「シャハブ3」で、到達距離800キロであ る。これはイスラエル及び、この地域に配置されているアメリカ軍基地に到達する。

 新聞によれば、供与されたミサイル技術でイランは、ローマ、ベルリンに達するミ サイルを生産できるという。イランがロシアから受けとったミサイル技術は、北朝鮮 がロシアの援助で生産した「テポドン2」と同じもので、海上発射型ソビエト弾道ミ サイルSSN6を基礎にしている。

 このニュースはイランイスラム体制と西側の対決の度合いを、いちじるしく高める ことになる。

 新聞で書かれているように、前日、国連安全保障理事会へのイランの核開発の情報 提出の必要性について、アメリカのライス国務長官はロシアの同僚ラバロフ(外務大 臣)とプーチンを説得できなかった。

 日曜日、テヘランでは自国の核開発についての公式声明がなされた。イランは核開 発の研究を凍結する意志はなく、国連安全保障理事会への核開発の情報を提出する義 務もないと考えていると、インターファックスからの引用を、「エホモスクワ」は伝 えている。法的道理はないとイラン外務省は声明。この点について、ロシア、中国を 含めた多くの国が共感していると強調した。

 この声明が意味するのは、11月に行われるIAEA総会迄、イランは、よもやECの 「三国」、イギリス、フランス、ドイツとの交渉を再開することはあり得ないことだ と、通信社は言及している。

 最近の18年間、世界を欺きながらイランは極秘に核兵器開発を進めてきたと、ア メリカの国連大使は前日BBC放送で発言した。彼の話では、近東諸国を脅威に陥れる ため、イランは核兵器を持ちたがっており、それはテロリストに渡る可能性があると いう。

 アメリカの外交官はテレビ番組Newsnightで次の様に述べた。
「イラン人は核兵器開発をすでに18年間続けており、周囲を欺き、そして自分たち の行為を隠してきた」

 イランはこれまで何度も、核兵器を生産しようとしているとのアメリカの主張を否 定し、核開発は国のエネルギー保障のためだけに必要なものだと強調している。

# (例によって戦争を始める前のキャンペーンを、米帝国主義は始めたようです。 イランは核兵器を開発している、テロリストに渡る、だから国連を巻き込んで抑え込 もうというわけです。ご丁寧にも、ヨーロッパの国もイランの核兵器の脅威にさらさ れるぞと警告しています。 日本はこんな謀略に決してのせられてはいけません。たとえ石油が来なくても、貧し い生活に陥ろうとも、「二度と過ちは繰り返しません」の決意を、惨めな戦争から得 た教訓を忘れてはいけません。石油がだめなら、代替エネルギーの開発を、資源の無 駄遣いをやめることを、命がけで進めるような日本にしましょう。)