しんぶん赤旗、4月18日付7面によると、「イラン攻撃不参 加」と英首相が米大統領に明言ーーというタイトルがのってい た。以下引用。
英紙スコットランド・オン・サンデー(電子版)18日付は 、ブレア英首相がブッシュ米大統領に対して、米国がイラン攻 撃に踏み切った場合、英国は支援できないと明言していたこと を明らかにしました。英政府筋が15日に述べた話として報じま した。
同紙はは、ブレア首相がブッシュ大統領に「国際社会の支持 をえるかどうかにかかわらず、イラン攻撃の軍事的支援はでき ないと伝えた」と報道しました。
さらにイランの核問題について英外務省筋は同紙に「外交的 な動きまでは支援する」と述べる一方で、「軍事攻撃に私たち の資源を充てることはできない」と語り、軍事攻撃不参加を強 調しました。
先のイラク戦争で、これ以上、米国のブードル犬になってい
ると、自らの政権維持ができないと自覚したのだろうか。
それにしても、日本の血のにおいの好きな方々と比べると、
よほどましかと思う。否、英国人の民度が高いといえるだろう
か。先のロンドンテロにしてもそうだが、明らかに、日本人よ
りは、テロの意味を考える人が多いと思う。
日本では、相変わらず、権力者どもが次々と出してくる戦争
課題に振り回されている観があるが、極め付きは「愛国心」。
祖国愛だの郷土愛だの、国家保障を投げ捨て、国家の責任も
チャラにして、あろうことか、市町村合併とやらで、郷土を無
残に壊しておきながら、そうした荒廃のモザイクを「愛せよ愛
せよ」と強制する。
ちょうど、イラクで、アフガンで、米国が侵略し、破壊汚染
した地に復興したハコモノをそろえ、「非国民」たちを定着さ
せるのと同じ構図である。
小手先であろうが大手先であろうが、血のにおいのする平和
など、本当の平和ではない。70、80過ぎの軍国亡霊を背負った
老人が権力の座にしがみつく限り、そして、これらの死神を許
容する民度である限り、この国はあと数十年で、確実に沈む。
こんな薄汚い情けない国や汚染された郷土を自然に愛するこ
とができるだろうか。権力者どもは、まず、自ら憲法を守るこ
とからはじめて欲しい。日本にある唯一の誇るべき宝物をない
がしろにして、何が日本人か。