最近のこの投稿欄は、マスコミが吹聴した戦前の党の活動に対する攻撃のむしかえしとなっています。これでは、自自公連立政権の悪政に対決する時に、逆に党に対する反共攻撃に乗じてしまう危険性を孕むものといえます。
国民の生活を守り、戦争を止めさせる歴史をつくってきた政党はどこなのか、反転攻勢に立ち向かうための、もう少し真面目な議論が欲しいです。
もう少し議論して欲しいと思うのは、社会民主党との政策や政権での共同のことです。当時の社会党時代では考えられなかったことです。
社会党は、公明党との政権合意(社公合意)を取り決めをしたために、労働運動や平和運動、女性運動、住民運動などが各地方の運動が分裂して自民党と対決できなかった時代が続いていました。その後に社会党が、民主党と社会民主党、新社会党に分裂して一連の国政選挙で後退して反自民の立場に戻れるかが問われていました。
自自公連立政権が発足する前後に、戦争法や「日の丸・君が代」法、盗聴法などに反対する闘争において、日本共産党と社会民主党の共同が実現しました。これは、1970年代の東京と大阪、京都、神奈川、沖縄(本土復帰後)などの革新知事誕生の時以来の共同です。いずれは、自自公連立政権の止めさせるための「よりまし」連立政権(自民党型政治をなくすための連立政権)を樹立するという課題も日程にはいるのではないでしょうか。