旧ソ連の時代に、ウクライナと白ロシア(現ベラルーシ)は国連に議席を独自に持っていたと思います、形だけの主権国家であったとはいえ。(違ったでしょうか?)それを前例にして、チベットと台湾も独自の議席を国連に持つ、という形で連合すれば、中華人民共和国政府の面子も立つと思います。
大国のほうから小国(台湾)に喧嘩を売ったのは、私も不愉快でした。中国の「改革・開放」経済を支えているのは、台湾の資本なのに。共存共栄を計っていくほうが良いことは、誰で知っているのに、政治の世界では理性的な見解というものは通ったためしがありません。
『サピオ』(小学館)などの短小コンプレックス雑誌は”台湾は日本の生命線”とか言って、台湾民衆の意思を悪用し、軍国主義のコスプレをやっております。恥ずかしいです。
香港マカオさらには上海も自由ハンザ都市として国連に議席を持つ、そうすれば中国にとっても得です(議席が増えて)。
民族の独立ではなく、地域の独立ならば共産党も積極的に支持できると思うんです(名義上はどこかの国家の名を冠しても)が、どうでしょうか?
独立が反革命の隠れ蓑になる場合も大いに考えられるのですが……(私はダライラマを復活させることには反対。 唯物論者であるはずの政府当局者が、高僧の「生まれ変わり」を選んでいること自体ナンセンスです。私は、チベット仏教の制度は究極の児童虐待だと思います。本当の共産主義者ならば、16歳未満の子どもが僧侶に入門することを禁止する=児童福祉法なりなんなりで=という方向でいくはずでしょう。革命的ヒューマニズムです。だって、高僧の「生まれ変わり」にされたら一生結婚できません。僧侶が必ずしもノーセックスとは限らないかもしれませんが。中国もベトナムも、指導者の遺体をミイラにして祭り、地名を指導者の名に変えた時点で、唯物論を放棄したのです。)
その時はその時で、その土地の人民・共産主義者との連帯=間接的な支援にとどめるべきです。毛沢東の抗米援朝は、名目上は”義勇軍”でしたが、本物の共産主義者ならば、実質的にも義勇兵に留まるべきです。
内発的・自発的な共産主義でなければ、真にその土地には根付きません。