久しぶりに投稿させていただきます。
自分は、「民主経営」と言われる(勿論、共産党周囲からだけですが)医療機関である民医連に勤務していますが、民医連内部の実情については、また別の機会に述べさせていただくとして、今回は、日本共産党の対応への疑問を表題の通り3点に絞って申し上げたいと思います。
①国労問題
この「さざ波通信」でもさまざまな方々が述べられていますが、共産党が国労執行部の「4党合意受け入れやむなし」の方針を支持している点には自分も大反対です。特に、2度にわたる国労大会が機動隊に守られて(?)開催されたという異常な事実を「しんぶん赤旗」には1行たりとも載せなかったことには憤慨しています。「4党合意」には日本共産党が当該政党として参加していないのに、納得できません。この問題は、単に国労執行部だけでなく、国労闘争団や、「1047名」に含まれる全動労組合員67名と動労千葉の12名(「しんぶん赤旗」では完全無視していますが)、の闘争にも大きな影響が出るのは間違いありません。今、国労の執行部がやろうとしている事はかつての「山崎執行部」の再現です。だからこそ、六本木元委員長らが「4党合意受け入れ反対」の声をあげているのです。党中央は、合意に画策している勢力の意図を知ってて支持しているのでしょうか?
②天皇問題
雅子妃が出産されたことでのコメントを共産党が出しましたが、まったく中途半端な内容だと感じました。確かに現・日本国憲法では「象徴天皇制」が規定されているので、ある程度の行事は当然かも知れませんが、「主権在民」と相容れないと共産党が考えるのなら、やはり「憲法改正」を掲げて「天皇制の廃止」を主張するのが筋だと思います。自分としては、「将来、国民の合意を待っての廃止」など空虚なポリシーだと思っています。そういう意味では「改憲」も共産党として掲げることが筋を通す意味ではむしろ当たり前だとも思います。
③北朝鮮問題
国籍不明船の銃撃事件がマスメディアを騒がせています。以前から思っているのですが、この国ほど社会主義のイメージを低下させ、日本の反動勢力の絶好の口実を与えている国は他にないでしょう。不審船の正体はわかりませんが、今回の事件は、保守陣営を大いに喜ばせたのだけは事実です。共産党は、最近、朝鮮総連とも交流を始め、共和国にも議員が行くようになり、関係改善が進んでいるようですが、この国の本質は何ら変わっていないのに、おかしな話しです。拉致問題にしても亡命した共和国の工作員が関与をほのめかしるのに、証拠がないと言って共産党は否定しています。拉致されたと見られる新潟のめぐみさんのご両親の各政党への要請にも共産党は冷淡だったと聞いています。5月の金正男と見られる人物の密入国の問題もまるで「腫れ物に触る」かのような対応でした。党関係が良くなれば、その国の事情などは「二の次」? それとも「内政干渉」で不問にするのでしょうか? そう言えば、セーフガードの問題でも相手が中国やヴェトナムだととたんにトーンが弱くなるのも困った慣習ですね。本当に国民の方を向いているのか疑問に思うことがしはしばあるので書き込みさせていただいた次第です。