革新や左派、保守や右派などの言葉があるのですが、厳密に決まっていないような気がします。
個人的に時々この定義を考える事があったので、主観に基づいて述べたいと思います。
正確な物ではないので、間違いがある時は、御容赦願います。
取り合えず、辞書を引いて調べて見ました。
『革新』因習的な体制をやめて、新しい物に変えること。
『保守』伝統を守り、物事を急に変えようとしない・こと。
『左派』左翼の党派。急進的な派。
『右派』右翼の党派。保守的な派。
因習的--昔からの習慣のうち、今は弊害を伴っている物
急進的--理想を実現しようとして、変革を急ぐ事
分かったような、分からないような、そんな気分です。
はっきり分類できませんが、感覚的には分かるのではないですか。
日本では、自民=保守・右派、共産・社会=革新・左派とされて来ました。
しかし自民党にも革新的な部分はあるし、左派の硬直ぶりは、保守的な部分を感じます。
政党の体質を分析して、比率の多い少ないで、語るしか無いようです。
右傾化というのは、自民党の政策に近づく事を言うのでしょう。
自民党の政策の中には革新政党的な政策もあるのですが、政権交代が起きないので、自民党の政策として実現しました。
これが、保守と革新、右派と左派のボ-ダ-を曖昧にしています。
今の時代は社会主義・共産主義は流行りません。
共産党の脱共産主義傾向を右傾化と言い、軍国主義化・戦前へ回帰する事では無いと思います。
共産党が、共産主義を今の時代に合わせる速度より、時代の流れの方が、ずっと速いので、整合性が取れなくなって来ている、と言う事です。
共産党といっても『屋号』みたいな物で、歴史があって浸透している名前を変えたくないという事でしょう。
名称は、共産党でも良いのですが、共産主義にはこだわらないで、革新政党・国民政党へ脱皮すれば良いだけです。
共産主義を捨てろという事ではありません。
一要素として保持していれば充分なのです。
少なくても弱者の救済ネットとしては、無くなる事はありません。
それで歴史的大義は、充分果たせます。
ソ連に付き合って自滅する事は、無いと言う事です。
議会が翼賛体制する中で、自民党と対決姿勢を取り続ける共産党の役割は、むしろ大きくなっているのですが、主体的な対応を取らないので、期待が大きい分、有権者が逆に失望しているのです。
この辺に気づけば、唯一の革新政党として存在感も増すと思います。