コメントありがとうございます。その上で私の思う所を述べさせて頂きます。私にとって「革命」という言葉は一方から他方の階級への権力の移行を行う事だと認識しております。そして日本独占資本とアメリカ帝国主義の支配する日本の現状の下では解決できない矛盾が革命によって解決できるのであれば、革命が多数者の理解を得られないとする根拠は無いと考えます。
というのは革命は特定の人々を救う救貧事業や慈善活動ではなく、権力を階級の間で移行させる事で何がしかの政策を行いある種の矛盾を解決しようとする行為ですから食えない人が参加している必要性さえ必ずしもあるとは限りません。例えばフランス革命期のフランスは貧乏な国ではありませんでしたし、革命の主力となったのは豊かなパリ市民です。ロシア革命も市民と労働者そして貴族でして極貧な農民層ではありませんでした。中国革命の主力は少なくともジャンクに乗った水上生活者ではありませんでした。明治維新の主力だって水飲み百姓では有りません。革命の条件が国民の大多数が食えない状態にある事とは必ずしも一致しないと思います。そして貧困が無くなった訳でも有りません。
無論、革命によって何も解決しなかったとは言いませんが政変後の政体が前政権の欠点のみをフレームアップするのを真に受ける必要も無いと思うのですが。