中間派から左派を含む文化人と社民・新社会・共産の三党の代表も個人で参加して、「九条の会」が結成された。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-07-25/01_01.html
別に「9条連」という団体がある。JR総連の組織と重複している。
それとは別に、多くの文化人たちが護憲三党の代表などとも共同して「九条の会」を発足させたことに大きな可能性を感じる。
このような会が自己満足に終わる組織であることは往々にしてある。政治的問題や大きなうねりが生じたときに、知識人の署名運動なども決して目新しいものではない。
けれど、この会が新たな協同戦線として、政治的行動をおこすならそこに大きな意義が生まれる。
地方自治体や国会での選挙の統一候補を決定したり、おりおりの政治的課題や共闘できる分野で、幅広く大衆行動の組織化を手がけるならば、そこからこの国の停滞した革新的運動は再生の可能性をもつことができるかも知れない。それがどれだけ現実化するかを想うときに、私には悲観論のほうが先にたつ。それでも、このわずかな可能性をはらむ萌芽に大いに期待し、私もできるだけ主体的に応援したい。
問題はどのように運動をおこなうか、だ。それが見えてこない。それでもどんなにちっぽけでも、最初はみんなそのようなものだろう。私たちの受け止め方とはぐくみかたこそ、重要ではないだろうか。
今後を期待したい。応援したい。