非党員の私がここに投稿してよいのかわかりませんが・・・・・・・
原仙作氏の力作を読ませて頂いて、不破哲三がいかに自分の都合に合わせてマルク
ス、エンゲルス、レーニンをゆがめているかを具体的に知ることが出来ました。蟹は
自分の体に似せて穴を掘る。私がよく一緒に酒を飲んで歓談するGさんという人は党
員でこそないが熱烈な支持者です。私が不破批判をすると頭から湯気を立ってていこ
るのです。その人にあなたのこの論文を読ませたいと思います。
さてこの国の革命問題についてのあなた御自身の考えは「4.補足」で漠然と理解す
るのですがやはり革命の平和移行論者であるように思われますがもう少し明確にして
いただきたいと思います。
つまり日本革命が平和的に達成できるのか、議会で多数を取ることによって可能な
のか、それとも「イギリスの支配階級が『奴隷制擁護者の反乱』なしに屈服するとは
ほとんど期待していない、と彼が付け加えることを決して忘れなかったのは言うまで
もない。」のかという問題です。
レーニンが平和革命の可能性を追求したということも私は別のところで読んではい
ますがロシアの現状を分析した上で暴力革命以外にないと決断しています。もしも革
命が平和的に達成される条件があるとすればその国の革命勢力が反革命勢力を圧倒す
るほどに強大である場合のみだとたしかに書いていていたと思うが引用するには大変
な労力が必要なので割愛します。あなたの論を読む限りでは力点がマルクス、エンゲ
ルス、レーニンが平和革命を可能な限り追及したように読めますが、どうなのでしょ
うか。
党の組織論のことですがレーニン的党組織は帝政ロシアの下での党として存在する
ためには不可欠であったと思います。
ちなみに共産主義者同盟規約1847年と1857年の資料が私のところにあります。それ
はかなりレーニン主義的党規約に近いのですが間だ緩やかです。議会主義をとる日本
共産党の場合にはそれにふさわしい党でなければならないということのようですね。
私の考えでは議会主義を唯一の方針とすること自体が革命を放棄したものだ思います。
この点に関しては改めて討論したいと思います。
「共産主義者は、自分達の見解と意図を隠すことを軽蔑する。共産主義者は、自分
達の目的が、これまでの一切の社会秩序の暴力的転覆によってしか達成されないこと
を、公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命の前に震えあがるがよい!プロレタ
リアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何もない。プロレタリアが獲得すべ
きは全世界である。
万国のプロレタリア団結せよ!」
これが「共産党宣言」結語です。
以上が感想です。しかしあなたの力作には敬意を表します。力作ゆえに手を叩くの
はやめましょう。