私は長年タバコ問題・嫌煙権運動に携わってきました。昔(20~30年前)は大変でした。職場では喫煙者が多くタバコを吸うのが当たり前のような時代でした。嫌煙権なんてとてもいえるような時代ではありませんでした。
共産党系の組合にも少しの間ですけど在籍していたことがありました。そこの委員長(党専従)やら幹部がスモーカーで困り注意したことがありますが、返事は「喫煙権」があるとのことでダバコをやめようとはしませんでした。当時は公害反対と叫びながらタバコ公害を振りまいてるというような時代でした。
タバコの値上げがあると赤旗にはおいしそうにタバコを吸う労働者の写真が載り、値上げ反対の記事がありました。職場でタバコの煙に困っている私たちのことは全く眼中にないようでした。
私は田舎のほうの小さな町に住んでいますが、以前「タバコは町内で買いましょう」という看板があちこちに立てられていました。自主財源の少ない小さな町にとっては、タバコ税は貴重な財源だからです。そういう看板を撤去させたり、公共の建物内での禁煙化を促進させたりと努力してきました。
共産党にも囲碁将棋大会や赤旗祭りでの禁煙化を要望してきました。そして7~8年ぐらい前から禁煙になりました。
タバコによる早死にする人は、年間世界で約500万人・日本で10万人以上になります。私たちの主張はタバコをせめて欧米先進国なみに値上げしてその利益を禁煙教育にまわすことです。一本1円の値上げでは少なすぎます。