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「共産党の理論・政策・歴史」討論欄

日本共産党の原子力政策、PINKOさん、部外者Uさんへ

2006/10/16 さつき

PINKOさん、
 おっしゃることは良くわかります。日本共産党の主張する「 自主、民主、公開」が絵に描いた餅であることは既に書いた通 りですし、また、日本がここまで抜き差しならないほど原発依 存体質になってしまった遠因には、原発の危険性についてのか っての日本共産党上層部の認識不足を背景とした脱原発運動へ のある種の「敵対」も少なからずあったでしょう。

 しかし、現在の日本共産党の原発政策をどう評価するかは、 「推進勢力」という括りをどのような意味で使用するかによっ て違ってくると思います。私は、9/26付投稿に示しました共産 党HPの該当サイトを読んで、現在の日本共産党は決して原発 推進勢力ではないと考えています。全ての原発を(文字通り) 直ちにストップさせることが現実的でないことを認めるなら、 政党機関の発する「見解」が、国家のエネルギー政策の展望を 国民に責任を持って提示する立場からの政策提言という性格を 持つ以上、あのようなものにならざるを得ないのも理解できま す。

 共産党の現在の原発政策は、いかに原発を安楽死させるかと いう課題と正面から向き合って悪戦苦闘している段階にある、 ということでしょう。悪戦苦闘しなければならなくなった原因 の一旦が、自らの誤った原発対策にあったことには無関心のよ うですが。

 一方、草の根の運動において、かっての「反原発」という言 葉に代わって「脱原発」という言葉が使われだしたのも、ある 意味この「安楽死」を意識してのことだったと思います。しか し私は、未だに脱原発グループによる明快なビジョンに接して いません。ご存知でしたらお教え下さい。

部外者Uさん、
 「原発問題住民運動全国連絡センター」はどのような組織か 、ネットで検索したら簡単に分かると思います。しんぶん赤旗 のウェブサイトにも、活動紹介の記事が載っています。