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１月６日付の浩二さんの私宛て投稿を読んで驚きました。「わかりません。モンゴルのこと、よく知りません」の一言ですか。旧「社会主義」諸国ついては、浩二さんはいとも簡単に普遍的結論を導き出しています。要するに悪いのはすべて社会主義そのもの、計画経済そのもの、レーニンそのもの、挙句の果てはマルクスそのものにあったと、あちこちの掲示板で力説されています。モンゴルもその旧「社会主義」国の一つだったというのに、そのモンゴルも含めて、すべて悪の原因は社会主義そのもの、計画経済そのもの、レーニンそのもの、マルクスそのものにあったと結論されていたはずです。それとも、浩二さんの言う「社会主義国」の中にモンゴルは入っていなかったのですか？
このような極端に普遍的な結論を出すことができたということは、当然、崩壊した各「社会主義」国の事情に十分通じているものと思っていました。ところが、モンゴルについてはよく知らない、と。モンゴルも含めた「社会主義」諸国の崩壊の原因はよく知っているが、その崩壊後に、民衆がこうむった悲惨な状況の理由については知らない、ということですね。いやはや。
では改めてお聞きしますが、あなたがよく知っている旧「社会主義」国はどこですか？ ソ連ですか？ もしソ連だとすれば、「社会主義」崩壊後にロシアを襲った経済の崩壊と貧富の差の劇的な拡大と排他的民族主義の興隆とスターリン時代並みにひどい侵略行為（チェチェン侵攻など）について、その原因を教えてください。あなたの言う、悪の根源（すなわち生産手段の社会的所有）が消えてなくなったというのに、どうして、ああいう悲惨な状況になったのでしょう？ ぜひ教えてください。