挙げてくださった項目は、マルクス主義者としては当然に学び、それなりの評価・反省等を行なうべきだと考えています。私も理論的な学習と並行して学んでいくことにします。
ところで、党内では、「レーニン以外の20世紀社会主義の経験と議論」どころか、社会主義については何ら教育がなされていません。はっきり言って、革命を目指している前衛党とはとても思えません。もっと言うと、真の意味での教育がなされているとは思えません。頭の悪い人間を創り出すことを「教育」とは呼ばないのです。
まず第一にテキストが悪い、第二に講師が悪い、といえると思います。『独習指定文献』を中心とした、主に古典以外の本には、ウソ(少し妥協して言うと、私のようなものにも判断できるウソ、ということです)が書いてあると断言できます。しかも、この中には革命について説明している本など、ほとんどありません。仕方なく、私は古典そのものや信頼できる著作を探して、そこから基本的なことから学ぶことになるのです。私が別のところで書いたプロレタリア独裁についての内容は、少し年輩の方には常識ではないかと思われるのですが、私と同年代の者にとっては、全く常識ではありません。
講師に関しては、本人に教育能力がないのですから仕方がありません。どこまでしゃべっていいのは分かりませんが、我が党には「講師資格試験」なるものが存在しますが、これは大学入試と大して変わりません。よりひどいかもしれません。つまり、どれだけ党中央の方針や見解を「暗記」したかによって、合否が決まるのです。これも、その方針や見解が正しければ、それほど問題にもならないかもしれませんが、ウソを暗記すれば合格、というのが現状だと思います。
ちょっと愚痴っぽくなりましたが、党内の教育システムの革命(それこそ革命レベル)については、研究中でもあり実践中でもあるので、ここでは書かないことにします。