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「科学的社会主義」討論欄

J.D.氏へ(3)

2000/1/4 琵琶湖太郎、30代、労働者

 時間の都合上、今回は手短に。
 J.D.氏の考え方は、やはり擬似宗教的な傾向があります。マルクス思想を絶対視し、現実によって理論を検証する姿勢が欠けています。現実に合わない理論は捨て去るか修正する必要があることは、唯物論者だけでなく、社会科学をおこなう上で基本ではないでしょうか? 彼の国家消滅に対する態度は、私の言う検証の必要性の指摘を無視し、何の根拠も示さず消防署は民営化で良いときめつけていますが、それがいかなる問題を引き起こすについてあまりにも無関心であり、現実の人々の生活がどうなるかよりもマルクスの書いていることを実行することだけが最優先されています。現実との格闘を怠るなら社会科学は、擬似宗教に転落します。J.D.氏は、唯物論者を装った観念論者ではないでしょうか? そうでないと言うならマルクス理論であろうと現実によってうまくいかないなら、変更もありうると認めるべきではないでしょうか? マルクスの理論とそれに基づいた政治実践が20世紀にもたらした惨劇について説明願います。あなたの考えでは全く同じ過ちを犯すだけだと思います。それと結局プロレタリア半国家とか死滅しつつある過渡期とか言いながら旧ソ連では半永久的に国家を存続させたのですよ。その欺瞞をJ.D.氏は繰り返そうとしているようにしか思えません。私が同時にと書いたのは正確ではなかったかも知れませんが、では、J.D.氏は一体その社会革命をどの程度の時間と考えているのでしょうか? 具体的に御願いします。